ばにらんぶん

読んだまんがの感想を800字以内で書いています。

感想:「転生賢者の異世界ライフ~第二の職業を得て、世界最強になりました~」

今回は、アニメ化が決定している「転生賢者の異世界ライフ~第二の職業を得て、世界最強になりました~」。原作小説は未読ですが、コミックス版の感想を書いていきます。

作品情報


原作: 進行諸島
漫画: 彭傑
出版: スクウェア・エニックス
レーベル: ガンガンコミックスUP!
最新刊は2021年2月に発行された11巻です。

 

ざっくり内容

ブラック企業に勤め、家で持ち帰りの仕事をしていた主人公。おかしなパソコンの表示が出て冷静に再起動したところ、気付けば森の中(?)。魔物スライムがなついてきて目の前に出たポップアップ表示が「テイムしました」。夢の中にいるのだろうとのんきに構える主人公ですが、どうにも夢ではないようで…。

長いものに巻かれつつ、持ち前の社畜根性で難局を切り抜けていく。

 

おすすめポイント

スライム。スライムです。スライムたちです。

基本的に感情が動きにくくて無表情になりがちな主人公。その代わり、周りにいるスライムたち魔物が生き生きと表情豊か。食べ物に目がなかったり、スライム同士でケンカすることもあるけれど、スライムは意外とスキルが多く諜報活動も得意。

社畜としての経験のせい自己評価低めだけど、悲壮にならない話運びなのは本人が基本的にぼーっとしている性格なのと、周りのスライムたちの癒し効果かも。

もう一回言います。スライムがとてつもなくかわいいです。

 

全体の感想

基本的に主人公は無気力系キャラ。何もなければ長いものに巻かれたり、うまいこと力をセーブして過ごしていきます。なぜか大きな事件やトラブルに居合わせてしまうことも多く、異世界の常識や相場?がわからないこともあり「これくらいのことができても大したことはないだろう」と判断しがち。タイトルの通り、物語のしょっぱなから賢者なんですが当然救世主レベルのレア度などとはわからないわけで…。

いわゆる賢者っぽさはあまりありませんが、基本的に落ち着いていて冷静なキャラなので沸点の高いわたしからは、このくらいチルってるキャラを見る方が精神的にはらくちんです。

 

原作小説は全然チェックしてなかったけど、今回アニメ化をするにあたってキャラデザは原作挿絵準拠で行くっぽい感じですね。わたしは漫画の絵柄の方が好きなので、ちょっと残念。

 

最新(11巻)の感想

10巻・11巻で出る即席のパーティはメンバーがとても気持ちよく、空気も読めてできた人たちでした。また登場してもらいたいなぁ。

1巻からレギュラー出演している(?)プラウド・ウルフのひみつが…もう絶望wwwしかない。何かあるとすぐ土下座するからなぁ。プラウド・ウルフの明日はどっちだ?!(そういう話じゃない)

予告のページを見ると、次はまた物語がぐっと進みそうです。

 

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コミックス1巻

感想:「僕は婚約破棄なんてしませんからね」

現在小説版が2巻まで出ている「僕は婚約破棄なんてしませんからね」。

コミックス版1巻が昨日発売されました。異色の「異世界転生」「悪役令嬢」ものの感想を書きます。

作品情報

<原作小説>
著者: ジュピタースタジオ 

出版: 一迅社
 
レーベル: 一迅社ノベルス

<コミックス版>

漫画: オオトリ

出版: 一迅社
 
レーベル: ZERO-SUMコミックス

 

ざっくり内容

婚約の申し込みに行ったら、相手の令嬢が中二病だった?!

よくよく話を聞いてみると異世界からの転生者でここはゲームの世界だと…。傷つけないように現実を見せてあげなきゃと思った主人公の王子様は、自分しか知らないはずの黒歴史を突きつけられ令嬢の言葉を信じ始める…

異世界転生悪役令嬢ものが、王子様視点で描かれています。

 

おすすめポイント

男の子視点の物語を、男性作者が描いているので「ほうほう、男の子から見たらこんな風に見えるのね」といろんな…ええ、いろんな(具体的な)表現がとても新鮮でした。

何でも鵜呑みにすることなく、情報をきちんと自分で得てから判断する王子様は幼いながらも素敵です。

幼少からの教育(姉から??)のたまもので婚約者を大事にしてくれるところは、溺愛ではなく共生ともいえる関わり方でとても安心して見守れます。

 

原作版の感想

王子様だけれど、語り口は堅苦しくなくて親しみやすいと思います。
現代日本のさまざまな文化が異世界に静かに浸食wしていく様子も興味深い。

ネタバレになるかギリギリなので文字色反転しておきますが、はやぶさとかペニシリンとかね、そう入れてくるかぁ!!っていう感じでした。

主人公の心情が丁寧に描かれていて「婚約破棄なんてしませんわ」という感じです。

なんだか怪しい影(←ネタバレ防止のためぼかしてます)がちらちらしているので、主人公やヒロインにどう関わってくるのか、続刊も気になります。

 

最新(コミックス版)の感想

原作に忠実にコミックス化されています。

絵もカワイイし、護衛の人の外見が怖いのも確かに怖いwwという設定どおりになっています。あらがえない運命力の描写がすごくて、原作知っていてもものすごい迫力でドキドキしました。

1巻ではもちろん、とっても気になるところで終わっています。

 

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昨日発売されたコミックス版1巻

 

原作小説(現在2巻まで出ています)1巻

 

 

感想:『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』

今回は3/1にコミックス6巻が発売された略称「まどめ」について感想を書いていきます。

ラノベ原作→コミックス化の作品ですが、ラノベは未読のためコミックス版についての感想となります。

 

 

作品情報

原作: 手島史詞

漫画: 板垣ハコ

出版: ホビージャパン

レーベル: HJコミックス

 

ざっくり内容

 魔術師(存在自体が悪の世界観)の主人公が自分のことだけで生活していたところ、美少女エルフに一目惚れしてしまう。

けれどまともな教育も人生も歩んでこなかったことと、本人のコミュ障という性質のせいで、うまく接することができない。

不器用コミュ障の魔王を応援したくなるラブコメ

 

おすすめポイント

外から見てツンツンしている人物が「こう思ってるのに、うっかりこう言っちゃったー!!(>_<)」とモノローグで語りまくっている という作品は多くない気がします。主人公がけっこうこじらせてるコミュ障で、思っていることをうまく伝えられない葛藤が可愛らしく描かれています。

美少女エルフにしても辛い前半生のせいで、似たり寄ったり。

でもいつの間にか心が通じて信頼関係を築いていくさまに、口元がどうしても緩みます。

サブキャラもなかなか濃くて、いじられまくってるヘタレ騎士もこっそり応援したくなります。

 

全体の感想

ほほえましい。

可愛らしい絵柄と可愛らしい表情。

回を重ねるごとに主人公と美少女エルフがお互いに信頼を増していくのは読み手としても安心できます。

奴隷エルフもよく主人公を見ていますが、主人公もエルフをよく観察しているので心が通じ合ってくるところは温かい気持ちになりつつも羨望。いいなぁそういう関係、と思えます。

メインキャラクターのほとんどが、みんな違った不器用で面白い。さまざまなジャンルの不器用を取り揃えています。

いじられ騎士さんはたいていヘタレでヒドイ扱われ方(愛されキャラです念のため)だけど、ここぞという時の活躍はとってもかっこよくてわくわくします。

 

 

最新6巻の感想

新キャラと新展開がきました。

主人公はエルフと静かに過ごして一緒に生きたいのに、降りかかってくる火の粉。有事の主人公は冷静で賢くてスゴいです。

1巻でちらっと出てきたキャラクターが、とんでもないほのぼのだったのはこれまたいい意味で裏切られました~。 

 

2人きりパートではもう…お互い思いあってるのに不器用で、ニヤケつつのたうちまわるくらいこちらが気恥ずかしい。そうね、どう愛でればいいか、わからんよね!(オマエラかわいいんだよ)

 

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感想:「歴史に残る悪女になるぞ 悪役令嬢になるほど王子の溺愛は加速するようです!」

原作ありのコミックス化作品です。(原作未読、コミックス版のみの感想です) 

 

作品情報

原作: 大木戸いずみ

漫画: 保志あかり

出版: KADOKAWA

レーベル: B's-LOG COMICS

 

ざっくり内容

 「つまり私は悪役令嬢に転生したのだ!」と前世の記憶を思い出した主人公(7歳)は、念願の乙女ゲー悪役令嬢であるキャラクターに転生。主人公には理想の悪役令嬢像があり、そのために今(7歳)から努力して歴史に残る悪女になると決心する。

ところが身近にいる乙女ゲー攻略キャラ達の反応は…。

 

 おすすめポイント

理想が主人公の中で確立されているため、彼女はブレません。

乙女ゲーのヒロインが「いい子ちゃん」としての受け答えをするのをうんざりしたり、砂を噛むような思いを抱いたことのある人には、主人公が理想に近づくために努力を惜しまない姿が痛快だと思います。(ただしチート能力あり)

自己分析、課題、問題解決の方法…ある意味大人にしかできない生き方をしていて清々しいです。

 

全体の感想

 相談できる人が誰もいないから、チート的な能力で半ば無自覚最強になりつつある主人公。みんなが子どもと侮って…というほうが正しいのか?見ている限り、しっかりと彼女の本質を見抜いていそうなのは1人かな。

影で研鑽を積む主人公は素敵です。

幼女が「馬鹿にしないでくださいと言ったはずです」と実力を示しながらすごむ姿は凛々しくて…もしわたしが攻略対象なら主人公に落とされてます。

今後の展開的には、主人公を取り巻く状況が不穏なものになりそうな予感がしています。 

 

別件、コミックス巻末の番外編は最後できゅんって来ちゃいました…。

 

 

 

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1巻は2020年12月に発行。

 次巻は少し先になりそう!気になる、気になるーー!!

感想:「魔王学院の不適合者~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」(コミックス版)

 昨年アニメ化され、先日2期の発表もされた「魔王学院の不適合者~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」。

先日やーーーーーっとコミックス4巻が出ました。めっちゃ待ってました!

ラノベ・コミックス・アニメ…とマルチメディア展開中ですが、ここではコミックスの感想を書いていきたいと思います。(←新キャラとまずはコミックスで出会いたかったため、アニメ1期も4話までしか視聴せずコミックス待ってた人)

 

 

作品情報(コミックス版)

原作: 秋

漫画: かやはるか

出版: スクウェア・エニックス

レーベル: ガンガンコミックスUP!

 

ざっくり内容

 神話の時代「暴虐の魔王」と呼ばれた主人公:アノスは戦いのない世界になることを望んで、勇者に自分を倒させて転生を試みる。生まれ変わった新しい世界にはアノスの望み通り平和の世で戦争もなく、優しい両親に恵まれた。

「魔王学院」へ招待され入学するが、2000年の間に「暴虐の魔王」の名前が違って伝わっていたり、過去の出来事がおかしな形で受け継がれていることに違和感を抱きつつも、平和と子孫たちを見守り(?)ながら、彼なりに学院生活を満喫する。(読者や周りのキャラクターからはトラブルばっかに見えるけど)

 

おすすめポイント

魔王はもちろん、主要キャラはイケメン揃い。クラスメイトの魔女たちも美少女豊作です。ワッショイ!そして女子の太ももが尊いです。(わたしは太もも派)

主人公アノスは多少のことでは全く動じないし、マイペースに物事を進めていく姿はちょっと天然っぽくてズレているようにも見えてしまうところがあっておもしろい。主人公以上にズレている天然なのはアノスの現在の両親で、おかしい勘違いが止まりません。

家族を大切にする描写も多いため、胸にじんとくるエピソードも散見されるところが魅力だと思います。 子どもにも読んで欲しいところではありますが、扱われているのが魔王とか勇者で「殺しても死なない」「死者蘇生」などの要素が入ってくるため、この作品を楽しむのは現実と虚構の区別のつく年齢になってからということを先に申し上げておきます。

 

全体の感想

生まれたばかりのアノスに招待状が来たことも謎ですが、魔王の名前や功績?などの錯誤に疑問はいろいろ。コミックスではまだ全然話が進んでいないのでおいおいわかってくるのでしょう。

トラブルが起きても、アノスの絶対的実力でものともせずに問題をクリアしていきます。いわゆる無双なのですが、魔王なのだから仕方ない。

アノスは優しいというか、魔族への慈愛に満ちてる?という感じなので、安心して物語を読み進められます。

毎回巻末に載っているショタアノスのネタイラストはすっごく平和でほのぼのします。 

 

最新4巻の感想

この時を待っていたぁああ!

アニメの予告でもちらっと見えてたイケメンさん。アニメの前にまんがを読みたいと待っていたあのイケメンさんがついに登場しました!安定のわたし好みのイケメンでした。ありがとうございます。

そして、アノスを信奉するモブ女子たちの中にわたしがいました。(笑うところです)

この巻でもアノスの両親は盛大に勘違いをしています。でもね…両親…4巻終盤ではうっかり泣きました。いつも楽天的で早とちりで親ばかなんだけど、おうぅううう…!!(言葉にならない)

  

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 「魔王学院の不適合者~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」(1)

 

先日発売されたコミックス最新刊

 

アニメ見て先の話も大変良かったので、原作小説1~3巻を昨日ポチりました♪「商品情報」の記述を見るに、多分アニメ1期に相当するのがこの1~3巻だと思います。

 

アニメ視聴を解禁したので、イケメンさんの活躍を拝見し悶絶しておりました。

コミックス新刊は来年春に出るそうですし、冒頭にも書きましたがアニメ2期も決定しています。ちょっとずつ原作買い足しながら待ちたいと思います。