ばにらんぶん

読んだまんがの感想を800字以内で書いています。

感想:「悪役令嬢転生おじさん」1~2巻 ※ネタバレ含

1巻はただ笑ってみてるだけだったけど、2巻はちょっとハラハラヒヤヒヤしながら応援することになりました。

 






作品情報


著者: 上山道郎 
出版: 少年画報社
レーベル: ヤングキングコミックス



感想

与えられた(?)能力である「優雅変換」(エレガントチート)を持つおじさんw
おじさんの行動はことごとく上流階級貴族のものに変換されるって!その発想はなかった~。いかん、こういうの好きだわ…!
そして周りのティーンを親目線で見て、その包容力で周りの人間を知らず知らずに魅了していくところは、チートのせいではなく紛れもなくおじさんの人柄のなせるところ。
そういう「チート」だけど厳密にはチートではないところが優しい。そらヒロインも攻略対象ではなく、おじさんのほうにがっつり傾くわー!尊敬できる人間っていう感じ。

 

ていうか、おじさん順応力ありすぎw

そもそもリビングで乙女ゲーをがっつりやっちゃうという環境にしてるところからして、家族がオタクの詰め合わせになってるという濃ゆいご家庭。お嬢さんは反抗期終えてる感じの大人だからか、関係が良好なのが本当に素敵で。おじさんの人柄を察するに余りある感じです。

 

また、時折差し込まれる中年エピソードが…リアルw

老眼とか、人の名前を一発で覚えられないとか。

センスをカンペにしてるとことか、細かいww

 

そういえば、覚えてると役に立つ(かもしれない)計算のことはぜひ知ってほしい。わたしはそれ、経理科を出てる妹からきいたんだけどさっ。

 

そうして匂わされていた元の世界の家庭と令嬢(おじさん)とのかかわりは2巻になってぐっとくっきりと見えてきます。

この夫にしてこの妻あり。

この親にしてこの子あり。

 

次もおじさんの活躍が楽しみです。

 

 

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感想:「男運ゼロの薬師令嬢、初恋の黒騎士様が押しかけ婚約者になりまして。」※ネタバレ含

わたしは王子が好きです!

 

作品情報


原作: 柊一葉
漫画: 麦崎旬
出版: 一迅社
レーベル: ZERO-SUM コミックス



感想

来た来たキタ――(゚∀゚)――!!
王子の見た目やあり方がわたしのストライクゾーンに来ちゃいましたよぉ!
「誰でも簡単!ラクラク恋愛シミュレーション転生システム」によると、王子を助けてハッピーに!という目論見だった様子。いいね!あの王子はわたしの好みだし、これでえ王子と主人公がくっついてくれれば…とか思ってたのが45ページ目で裏切られたww

友情ENDじゃねぇかwwロマンスどこ行ったと全力で突っ込んだけど、タイトルは「黒騎士様」だ。そうだった、そっちだ。

 

その後の人生は王子様とのフラグを立てなかったせいなのかめっちゃかわいそう。男運なさすぎてもう…これは女神の救済措置なしかあー!

 

王子、めっちゃ好きだわ~。

「こんな美女と結婚したら、わたしなら初夜を待たずにいただくぞ!」

「(キラキラ系爽やか王子がなんてこと言うんだ)」

わたしこのシーン大好きですね。いいね王子様。しかもなぜか振られまくる王子様wあんなにイケメンで飄々としてるし17歳にして侵攻してきた敵軍を壊滅させ超かっこいいのに。寝てる間にフラッシュバックとかして隣で寝てる女性に襲い掛かったことでもあるんだろうか?(妄想飛ばし過ぎw)

 

さてそんな王子様の紹介で、この作品のヒーローがいよいよ主人公と対面。まるで手負いの野良猫のごとく警戒心をあらわにしてるけれど、主人公が怪我や病気の回復に心から喜んでくれていることでやがて心を許してきてデレていく…あかん、やばいこれ。黒騎士様がめっちゃかわいく見えてきて。しかも料理までできる!

主人公、早くその男を捕まえなさい!重くったっていいじゃん。絶対大切にしてくれるって!

「君の剣となり盾となろう」

ほらね!がんばれ主人公!

 

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感想:「勇者召喚に巻き込まれたけど、異世界は平和でした」1巻 ※ネタバレ含

今はまだ1巻しか読んでないけどまた続刊読んでいきます。

胸がほわんとなるお話です。

 

作品情報


原作: 灯台
漫画: 平安ジロー
出版: KADOKAWA
レーベル: 角川コミックス・エース



感想

幼女?少女?に見せかけてるからオネショタと言っていいと思う。
好い。大変良いです。

異世界召喚、いつもの来たー!って思ってたわけだけども。
1年したら元の世界に帰してもらえると聞いて安心した。少なくとも1巻では命が脅かされることも、理不尽すぎるストレスにさらされることもなく。

 

大学3年生という主人公で、特にこれといって…みたいな考えで生きてて、モラトリアムってんなーまあ一般的な大学生ってそんなもんだよね、なんて思って読んでたごめんね。主人公は両親を事故で亡くしているのに自分は軽傷で済んでいて本人「運が良かった」で済ましてそれほど悲壮感なく振り返っているけど相当なサバイバーズギルトに陥ってたんだなと思う。


何の因果か、絡んできた少女(の姿をした)高位魔族=クロはとてつもない大物って判明するけど、なるほど慕われる理由や要素がこれまでの主人公とのかかわりから十分に伝わってくる。物語後半ではそんなクロが穏やかならないモノから発生していることが匂わされているけど、いったいどういうことなのか気になって仕方がない。

 

神と相対して「けっこうです」こんなのなかなか言えないよね。

 

それにしてもクロの「家族」。数字?ドイツ語。偽名?仮名なのかな?人間として召喚されたのち、魔族として転生をさせてもらったっぽい和美人もドイツ語で「9」の意味の名前だった。もしかしたら今後そのあたりのことも判明するのかな。

 

やだ、公爵邸に公式訪問するクロさん、超かっこよかった。
実力も超すっごいのに主人公をきちんと「くん」付けで読んでる律義さもいい!

6巻まで出てるので、おいおい読んでいきます。

 

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感想:「逆行した悪役令嬢は、なぜか魔力を失ったので深窓の令嬢になります」2巻※ネタバレ含

初デート!
自制と自省がせめぎ合う二人の初デート尊い!!

vanilla-mocha.hateblo.jp


作品情報


原作: 蒼伊
漫画: さかもとびん
出版: KADOKAWA
レーベル: FLOS COMIC


感想

なんといっても、デート回。
殿下の屈託のない笑顔、終始リラックスしてる様子で交流する2人。はあああ!楽しそうで良かったよ、たとえひと時だとしても二人が幸せそうで。こっちまで幸せになったよ。ちゃっかりしっかりと殿下は主人公にアピールしてて真正面から行ってるなってところも好感しかない。
かーらーのー!!
領地へ行くという主人公との別れ。
ごほぉおお!こんなに切ない。辛い。ただただ静かに挨拶しているところがもう!
もう!!
ほんとに涙出た。ぽろっぽろだった。
抑えてる気持ちが透けて見えて、でもそれを表面には出していない画面がほんとに素敵で。しかも主人公は、いつか身を引くための心の準備を進めてて。その健気さに胸の奥がわしづかみにされてる気分だった。
早く幸せになれるように祈っちゃう。

そんな主人公は王都を離れ領地へ。
以前の主人公では考えられないような行動はここでも。

 

以前の彼女なら市井を歩き回ることはもちろんなかったし、それ以上に孤児お手製のクッキーになんて手を付けないと思うけど、それ以上に子供に目線を合わせてしゃがんで話をするというしぐさそのものに、慈しみの気持ちが出ていることを感じるよぅ。

 

そんな主人公に惹かれる神官。まあ気持ちはわかるw

そこへ現れる殿下。

焼き餅の焼き方上手い。ぷっくり、おこげ。超絶胸キュンだった。もうこれには主人公もさすがに気づきかけててイイ。あんまり鈍感すぎるのも呆れちゃうから、このくらい「もしかして…」って思ってくれる娘が主人公で良かった。

 

やだ、ヤンデレ…ついに始動!

かどわかしは重罪ですわよ?ドキドキ。

 

 

 

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感想:「『ククク……。奴は四天王の中でも最弱』と解雇された俺、なぜか勇者と聖女の師匠になる」2~3巻 ※ネタバレ含

先日3巻が発売されたククク、2~3巻の感想です。
わたし、こういうドタバタバトルコメディ大好きなんだよね~。そうそう、1巻の感想はこちら。

vanilla-mocha.hateblo.jp



作品情報


原作: 延野正行
漫画: 芳橋アツシ
出版: 講談社
レーベル: シリウスKC



感想

わたしの好きなものがてんこ盛りなんだよね。最初から最後まで面白い。

イケメン冒険者現れて(ちょっと彼はわたしの好みじゃないけどw)ハートのエプロン着てパン屋さん始めちゃうし。地面には突き刺さるしw(2巻)

仮面つけた誰かさんが、70~80年代風の少女マンガみたいなタッチの絵で回想に出てくるなど、そこもツボw(3巻)

 

 

リト・ラト・エスが(見えないけど)めっちゃかわいい。しぐさがかわいい。お顔ないのに表情豊かで。癒しキャラがまた投入されてるよ。でもちゃんと大事なことはきちんと元上司に伝えてあげて~。

 

感慨深かったのは、主人公が勇者のことを「死に体だったヤツらがまるでゾンビのように蘇ってくるのを俺は何度も見てきた」と評するところ。魔族から見たら、勇者はゾンビのように蘇るっていう感じなんだなって。

 

名乗りの時に好きな属性も語るのは魔族の様式美なのかしらw両片思い好きって、相当の手練れだわ。

 

主人公らと幼馴染で四天王のひとりでもあるヴォガニスさんの扱いが気の毒すぎる。苦労人だなぁw

 

主人公のローブを首元で止めてるドクロのブローチ?

ところどころで表情を変えててさりげなく可愛いんだけどあれなんだ?これまでに特に言及ないよね。まあいいかかわいいし。

 

かわいいといえば、ケルベロスちゃんがルヴィアナさんをメシマズとして心底恐れてる(?)とこがもう不憫かわいいw

 

巻末、重度の変態が出てきたけど、ややこしいことになりそうね~。

 

 

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