ばにらんぶん

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感想『陰の実力者になりたくて!』

今回はラノベ原作でコミックス版も5巻が発売されたばかり、先日ついにアニメ化の発表があった『陰の実力者になりたくて!』の感想をしたためてまいります。

 

原作小説、読もうか迷っているうちに売り切れ…なのでコミックス版のみの感想です。

(小説は「再入荷ボタン」を押して通知を待っています)

 

 

作品情報(コミックス版)

原作: 逢沢大介

漫画: 坂野杏梨

出版: KADOKAWA

レーベル: カドカワコミックス・エース

 

ざっくり内容

物語のヒーローでもラスボスでもなく、「陰の実力者」に憧れ続け中二病をこじらせきってる主人公が異世界転生をして(実際にめっちゃ修行しながら)表向きモブとして過ごしながら悪の組織的なものと対抗している…と行き当たりばったりの状況と設定を楽しみつつ、なぜか暗躍する組織に本当に対峙することになって…(しかし主人公は気づいてない)。

 

 

おすすめポイント

 まっすぐ中二

特筆すべきはこの中二感。

多分、この作品のテーマです。どれだけ中二を楽しめるか。振り切った中二を面白おかしく?観測できます。

 

印象が不思議なお話

 本当はダークな内容のはずなのですが、主人公が全くそうは考えていないため物語の進行は全体的にコメディとなっています。不思議。

 

強烈に引き込まれます

主人公には「陰の実力者」となるために手段を択ばない所があり、彼の行動や思考そのものはちょっとゲスい。よくコマ内に「※主人公」と注が入るくらい。いっそ潔いです。

瓢箪から出た駒とでもいいますか、事件?にどんどんと(それと知らず)関わっていくことになります。

 

恋愛要素皆無!

美女から可愛いのまで女性キャラが色とりどり出てきますが、浮ついた恋愛要素など皆無。(実際、隣に全裸の女性が居ても主人公は見向きもしません)そこも中二感あふれてます。

自分が若かったころにした妄想を、どんどん叶えてくれるので高揚感と疾走感があります。

 

勘違い&勘違い

主人公もたいがい勘違いしまくりながら話が進んでいきますが、周りのキャラクターもそんな主人公のことを勘違いしまくっています。だいたいみんな、勘違いをしたまま突っ走って行って誰も止めていません。ツッコミ不在。

 

 

全体の感想

低俗なことはありますが、卑猥ではありません。

下衆ではありますが、いやらしさはありません。

アイタタな設定を邪魔されることなく読み進めていけます。

主人公自身も「みんなが付き合ってくれてる」とたまに俯瞰した客観的なことを考えますが、、、まぁ勘違いです。

とはいえ劇中、アッサリと敵対勢力を殺しまくるので、流血の物語を嫌う方には回れ右をするようにお勧めします。

時々主人公がクールでかっこいい。

 

最新(コミックス5巻)感想

まぐろサンドは「まぐろなるど」の商品だったのか!(ズレた感想)

冗談はおいて、5巻では劇中にあるおとぎ話の核心に少し触れます。

おとぎ話との縁ができた主人公がこれから関わっていく、その伏線になるのだと思いました。

後半からは知人が事件を起こしたり(本当か?)、武術大会が開幕したりと、今後のお話がさらに気になります。

犬って、やっぱかわいいですよね。(は?)

 

 

リンク

先日発売されたコミックス版(5巻)

 

買おうと思って入荷通知をONにしている原作小説。

↓リンク先は電子書籍版 です。

 

具体的にいつアニメ化するのかはわかりませんが、楽しみに待ちたいと思います。