ばにらんぶん

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感想:「僕は婚約破棄なんてしませんからね」

現在小説版が2巻まで出ている「僕は婚約破棄なんてしませんからね」。

コミックス版1巻が昨日発売されました。異色の「異世界転生」「悪役令嬢」ものの感想を書きます。

作品情報

<原作小説>
著者: ジュピタースタジオ 

出版: 一迅社
 
レーベル: 一迅社ノベルス

<コミックス版>

漫画: オオトリ

出版: 一迅社
 
レーベル: ZERO-SUMコミックス

 

ざっくり内容

婚約の申し込みに行ったら、相手の令嬢が中二病だった?!

よくよく話を聞いてみると異世界からの転生者でここはゲームの世界だと…。傷つけないように現実を見せてあげなきゃと思った主人公の王子様は、自分しか知らないはずの黒歴史を突きつけられ令嬢の言葉を信じ始める…

異世界転生悪役令嬢ものが、王子様視点で描かれています。

 

おすすめポイント

男の子視点の物語を、男性作者が描いているので「ほうほう、男の子から見たらこんな風に見えるのね」といろんな…ええ、いろんな(具体的な)表現がとても新鮮でした。

何でも鵜呑みにすることなく、情報をきちんと自分で得てから判断する王子様は幼いながらも素敵です。

幼少からの教育(姉から??)のたまもので婚約者を大事にしてくれるところは、溺愛ではなく共生ともいえる関わり方でとても安心して見守れます。

 

原作版の感想

王子様だけれど、語り口は堅苦しくなくて親しみやすいと思います。
現代日本のさまざまな文化が異世界に静かに浸食wしていく様子も興味深い。

ネタバレになるかギリギリなので文字色反転しておきますが、はやぶさとかペニシリンとかね、そう入れてくるかぁ!!っていう感じでした。

主人公の心情が丁寧に描かれていて「婚約破棄なんてしませんわ」という感じです。

なんだか怪しい影(←ネタバレ防止のためぼかしてます)がちらちらしているので、主人公やヒロインにどう関わってくるのか、続刊も気になります。

 

最新(コミックス版)の感想

原作に忠実にコミックス化されています。

絵もカワイイし、護衛の人の外見が怖いのも確かに怖いwwという設定どおりになっています。あらがえない運命力の描写がすごくて、原作知っていてもものすごい迫力でドキドキしました。

1巻ではもちろん、とっても気になるところで終わっています。

 

リンク

昨日発売されたコミックス版1巻

 

原作小説(現在2巻まで出ています)1巻