5年前の昨日、アニメの初回放送があった「ジョーカー・ゲーム」コミックス版の感想を書いていきます。
(なお、原作小説をコミック化した「Dの魔王」という別の漫画化作品もありますが、ここではANIMATION版??を取り扱います)
え?実写映画もあったの??(2次元が好きだからアニメとまんががいい)
作品情報
原作: 柳広司
漫画: 仁藤すばる
出版: マッグガーデン
レーベル: コミックブレイド
ざっくり内容
昭和12(1937)年、世界大戦が始まる直前が舞台。架空のスパイ養成学校「D機関」を設立した人物と、その養成学校出身者たちの物語。
軍人からは「卑怯」として蔑まれている価値観の中、D機関の関係者がスパイとして暗躍する姿が描かれているサスペンス。
おすすめポイント
男性の若者を集めて選抜しているので、登場人物のほとんどは男性。選抜を潜り抜けた「化け物達」がそれぞれのエピソードで主人公となっています。
キャラクターはおそらく、人に紛れやすいよう見分けがつきにくいようにデザインされていて読者すらも騙そうとしているところがすごい。画力半端ないなって思う。
D機関の軸は「死ぬな、殺すな」。スパイたちが真っ黒な孤独の中で知恵と技術で任務をこなすすごさに圧倒されてしまいます。
また、設立者(イケオジ)+陸軍からのお目付け役+出身学生=10人の男性がいるので、誰かしら好みのキャラクターがいそう。その点では女子向けw
わたしは三好さんがいいです。(聞いてない)
全体の感想
わたしはアニメを先に見ているので内容はもちろんわかっているのですが…コミックスは大人買いしました。むちゃくちゃ面白いです。カッコイイです。
自分メモのためにも、ちらっとそれぞれのエピソードのメインキャラクターを。
<1巻>
ジョーカー・ゲーム(前・中・後編)…陸軍お目付け役、佐久間さん
誤算(前・後編)…波多野さん
<2巻>
魔都(前・後編)…福本さん
ロビンソン(前・後編)…神永さん
<3巻>
アジア・エクスプレス(前・後編)…田崎さん
暗号名ケルベロス(前・後編)…甘利さん
<4巻>
ダブル・ジョーカー(前・中・後・完結編)…実井さん
追跡(前・後編)…D機関設立者、結城さん
<5巻>
柩(前・後編)…三好さん
XX ダブル・クロス(前・後編)…小田切さん
アニメやコミックスだと、エピソードの順がわかりません。(小説版だと時系列とかわかるんでしょうか)
そこはあまり気にしないようにして各エピソードを単体で楽しめばどうということはありません。心配しなくても引き込まれると思います。実際のスパイは女性もたくさんいるだろうと思いますが(知らんけど)、この「ジョーカー・ゲーム」では男性スパイしかいない理由も最終巻で語られます。
オモシロイ!と思ったエピソードは「ダブル・ジョーカー」編かな。あとは「ロビンソン」もさすがスパイものって感じでした。
5巻の「柩」は読んだ後呆然としました。あ、扉絵が美しいです。
リンク
ええ??!?そ、そんな!三好さあああああん!!
といろいろ衝撃だった最終巻の5巻。