ばにらんぶん

読んだまんがの感想を800字以内で書いています。

感想:「この音とまれ!」

恥ずかしながら、邦楽のまんががあるとは知りませんでした。

dアニメで「え?筝?」ってなってすぐ1話視聴し、すぐ電子書籍1~6巻を購入して読みました。24巻まで出ているので序盤だけではありますが、一度にたくさん読めないので今回は1~6巻の感想を書きます。

作品情報

著者: アミュー 
出版: 集英社
レーベル: ジャンプSQ.

 

ざっくり内容

高校筝曲部のお話。在校生の男子部員が主人公ひとりきりで、廃部の危機に瀕しながらも存続を目指していく。

部の存続を認めたくない存在の邪魔を乗り越え、目標を全国大会に据える。

いろんな人やいろんな音との出会いで、主人公たちはさらに仲間と向き合いながら成長していく(6巻まで)。

 

1~6巻の感想

熱い!とにかくスゴイ熱量です。

一つの問題、一つのエピソードの中に個人の感情や葛藤が内包されていて。解決して、乗り越えて。

4巻などはうるっと来ちゃいました。

人間同士のやりとりはまっすぐで素直で、爽やかな気持ちになれます。

 

目に見えない「音」をまんがで表現するのって難しいと思うけど、迫力を感じました。上級者の出す音と初心者の出す音で、全く違う楽器に聞こえるのあるある…。

筝って、頼りないイメージあるかもしれないけど、音めっちゃ大きいですからね。

それを男子部員が大勢で弾いてるだなんて、打ち上げ花火級の圧あるだろうなって思います。

 

久遠さんイケメンだから画面見てるだけでありがたいし、さとわさん美人だから画面に出てくれるだけでうれしいし、二人が一緒に画面にいてなんかちょっと、いい感じじゃないですかラブコメ始まりますか?みたいな。大好物です。ありがとうございます。

 

4巻巻末のおまけ?で、キャラクターの性別逆にしたイラストが仕込んでありました。
あれもものすごいヤバいです。妄想が一気に広がりました!

 

 

おすすめポイント

筝が弾きたくなる。
っていうか弾きたくなった。でも爪壊れて弾けない状態だったから、和楽器店にお邪魔して直して(というか交換して)もらいました。

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輪っかの壊れた爪→輪っかを新しくしていただいた爪

(ばにら、お前筝経験者だったんかい)

だから余計に、10年近くこんなにも素敵なまんががあったことに全然気づかず生きてきたのが悔しい。放置していた爪を速攻直しに持って行ったくらい、刺激になるまんがです。

dアニメで5話くらいまで視聴した二女も、弾いてみたくなったらしい。

久しぶりに、弾くぞー! (しかし指は思い通り動かないのであった)

 

リンク

 

CDもあるんだ。

あとがきで、曲はご家族にお願いしたことが書かれていたけど、この作品ってホントすごいね!!