ばにらんぶん

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感想:「弱気MAX令嬢なのに、辣腕婚約者様の賭けに乗ってしまった」 ※ネタバレ含

ヒドイ裏切りに遭い、その直後偶然事故で人生が終わってしまった主人公。

気付くとベッドの上で。お見舞いに来てくれた美少年を見たことで乙女ゲーの世界へ転生してしまったと悟る。

 

作品情報


原作: 小田ヒロ
漫画: 村田あじ
出版: KADOKAWA
レーベル: FLOS COMIC



感想

わたし、乙女ゲームの股がけプレイが嫌いで。乙女ゲーヒロインの逆ハーENDなど八方美人・節操のなさはもはや軽蔑の対象。

今回の作品ではそんな乙女ゲームの世界がベースになっているようで。

ほどほど絶望にも近い気持ちを抱いてしまった主人公(10歳)は国外追放という自らの未来を変えるため、婚約解消を図る。

ところが、簡単には応じない婚約者。理知的なので理由を尋ねます。
話を聞いて自分という存在そのものを欲しがってくれていると認識したとたんデレまくり。主人公を溺愛する人生が始まってしまった。しかも主人公のスキルが戦略的に有利になる能力だということ本人にわからないように活用していくしたたかさ。(まあ本人にわかったところでどうということもないし、それが得難いことであるとは信じなさそうな壊滅的鈍感力を持ってるしなー)


周りの人間にどんどこ好かれていくさまは、何か…ひとつの「強制力」のようなものを感じてしまいます…義理の両親となる侯爵夫妻も溺愛しそうな勢いだし。
んー…あんまり不自然に周りから好かれすぎて逆ハー状態になっていくのもなぁ。
上手く世界の法則を取り込んでアップグレードした上で主人公の能力を買われているのならカッコいいし納得だけど、もしそれが生前得た知識のみでごり押ししているというタナボタラッキー状態ならちょっと…と2つの面で不安を抱きつつ。

 

学院生活もこれからが本番だしヒロインもこれから登場するのだろうし。

主人公もどんどん成長を見せてくれるといいなぁと思います。

 

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