ばにらんぶん

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感想:「マリエル・クララックの婚約」1~2巻 ※ネタバレ含

以前から気になってたタイトルですが、地味令嬢ねぇ…って思ってました。

コレ、「地味令嬢」じゃねぇ。とんだオリジナルノベル創作女子じゃねぇか。

 

作品情報


原作: 桃春花
漫画: アラスカぱん
出版: 一迅社
レーベル: ZERO-SUMコミックス


感想

人間観察が趣味で、見聞きした情報をベースにした恋愛小説作家の女の子が主人公。本物の貴族令嬢。夜会に参加して方々のうわさ話や嫌がらせなど体験を作品に昇華するという創作魂たくましい女の子だった!!

外見は地味。大勢の人がいるとまぎれてどこにいるのかすらわからなくなってしまうという…おいおいどんな諜報員だ?忍びだ?っていう。ちょっと羨ましい。わたしは忍びでありたいけどもなぜかどこでも顔を覚えられてしまう…わたしの言動はそんなに奇怪ですかね?

そんな特殊能力をいかして創作に打ち込んで(?)きた主人公の人生は、今をときめく近衛騎士団副団長のメガネイケメンで伯爵家子息との婚約で激変。主人公はなぜ自分を結婚相手としたのか全くわからない。主人公は相手が縁談を断るための婚約であろうと考えたり、近衛騎士団副団長は王子に思いを寄せている?などのピント外れの妄想を繰り返していた。全然違うしw

 

もちろん、そこは少女まんがなので婚約者殿は主人公をめっちゃ狙って生きてきたわけで。

秘密にしていた作家活動もとっくにばれているし、結婚後も続けてドウゾ言われるし、挙句うっかり主人公が話してしまった胸の内を自分も晒して「両想い」をお互いに認識させられることになるし。日陰で細々と生きていくのが心地よいと思っている主人公は、どんどんと事件の中央へと追いやられていくのでした。

 

ドロボーさんはどうにも主人公のことが気に入った様子。なんか混迷の未来が見えますね…。

 

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