まってましたー!女のくせに女たらし臭を出してるニセ女騎士(ほんとは王女)のお話。
新刊では王妃候補クリスティナの詳細が明らかに!(号泣)
既刊1~5巻の感想はこちら。
作品情報
著者: 和泉かねよし
出版: 小学館
レーベル: フラワーコミックス
感想
ケイとクリスティナ。イケメンと美女の、なんと美しいカップル。お前らが天使か!
(こっそりケイに憧れてるアンもちょっとかわいかった)
ところが、恋人たちは新王(アーサーの兄)即位によって引き裂かれることになってしまう。
新王もたいがいだけど、クリスティナとアンの父親もひどい。
虐待を受けてボロボロになって帰ったクリスティナを見た一言が超絶胸糞悪い!宝石とかバラに例えられた娘が見る影もなくなっているというのに。
しかしクリスティナの身に降りかかる地獄はこれだけじゃなかった。屋敷内での孤立、信じて待っていたケイからの裏切り、老人との結婚。
気の毒な運命にもう悲観する元気もなく、ただただ流される日々。
ところがそんな生活の中で、老人(実はかつては相当な武術自慢)が死の前に聞かせた話でクリスティナは彼の心のうちを知る。クリスティナを思って残すものは、今後も生き続ける彼女への思いやりにあまりにも溢れていて。いかん、これ書いてるだけでも涙浮かんでくるぅうう。
クリスティナが心から浮かべてる笑顔が、本当に素敵でした。
湖の前、若くて可愛い女の子に手を握られている姿はディアラム卿にとって最高に幸せなひと時だったのだろうなって。うぅ、涙が…。
ディアラム卿への印象の「混じり気なしの老人!」が、6巻読み終えて数周したあとでは「むちゃくちゃオトコマエ」になってました。
王が何か仕込んでる様子のサマーパーティ。嵐の予感しかしない次巻はどうなるのかハラハラです。