ばにらんぶん

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感想:「ヒロイン不在の悪役令嬢は婚約破棄してワンコ系従者と逃亡する」1~2巻 ※ネタバレ含

従者の彼、めっちゃ一途。
ほぼ最初から主人公のことしか見てない。

主人公は主人公で、なんだかんだ従者の彼一筋で。

ん~~~もどかしいっ!

 

作品情報


原作: 柊一葉
漫画: じろあるば
出版: 小学館
レーベル: 裏サンデー女子部



感想

転生した恋愛小説世界のヒロイン、まさかの既婚!
この展開はまったく予想してなくて、超新しい。しかも小説世界のヒロインめっちゃ幸せそうだし。主人公はヒロインとクズ王子をくっつけて自分は婚約破棄後自由に人生を謳歌しようとしていたのにそのもくろみがあっさりと崩されて。

しかし主人公、入学前からヒロインを探してたおかげで学園生活が始まるよりも既婚者(弁当屋経営)だとわかったわけで。そこはアドバンテージ握ってたと思うんだ。

 

それにしても主人公…使用魔法が物騒っていうか野蛮っていうか…ヴァイオレンスすぎん?おうちでもまるで…ねぇ?その…アウトローな感じ。なんつーか武闘派w上位貴族なんだからそこは舞踏派でお願いしたかったw

 

一方ワンコ系従者は、最初から主人公に恋愛度マックスでw

もとの小説では顔も出てこないようなモブキャラみたいだけど、どうやらイケメンになってそばに侍っているらしい。それも国家直属の魔導士になれるほどの使い手というし、従者にしておくにはもったいない人。本人は誰かのためじゃなくてあなたのためにとか言えちゃうとか、ホント飼いならされてるなっ!一途で可愛いぞ(主人公よりも3歳年上だけどな)。

 

そんなわけで二人で亡命するために逃亡劇を繰り広げるのだけど、従者に親愛の気持ちを抱いていた主人公は、まっすぐ恋愛感情もぶつけてくる従者にしだいにほだされて、やがてコイゴコロに気付いてしまうという寸法ですな。

 

わたしはかっこいいのにヘタレな、主人公のお兄様が好きです。

 

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