ばにらんぶん

読んだまんがの感想を800字以内で書いています。

感想:「死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから」1~2巻 ※物語の核心については触れてません

フォロワー様のご紹介で知っていつか読んでみようと思った作品。

ダメコレマジ。すっごい胸引っかかれた感。

コミックス2巻まで読んだし、原作小説も3巻まで出てるうちの2巻まで即買って読んだ。

 

作品情報


原作: 六つ花えいこ
漫画: 白川蟻ん
出版: KADOKAWA
レーベル: FLOS COMIC



感想

「死に戻り」でちょっとサスペンスの香り。

恋人も自分も「気づいたら死んでいた」状況なので、主人公オリアナは死因やなぜ自分だけが巻き戻っての人生を歩んでいるのかがわからない。もちろん読者にもわからない。

同じ状況で死んだ恋人にもきっと記憶があるのだろうと思っていたのに、彼には主人公と過ごした「一巡目」の記憶はなく。戸惑いと悲しみと孤独にさいなまれながら「次は死なせない」と「二巡目」の人生を歯を食いしばりながら歩み彼を見守る健気な主人公の姿には感嘆しかない。

 

ヒロインのことが好みどストライクのため邪険にしきれないというところもあるのだろうけど、ヒーローが少しずつ主人公に惹かれていくところは胸キュン。

主人公は一巡目の恋人を「ヴィンス」、現在のヒーローを「ヴィンセント」と呼び明確に分けていて。そこはヒーローも気になったみたい。主人公への気持ちを自覚すると「ヴィンス」への嫉妬で辛くなるところなど、わたしの胸も鷲掴みされたようだった。

ヒーローは主人公を好きなのに、言えない。

主人公が好きなのは過去に主人公と交際した「ヴィンス」であって、目の前にいる「ヴィンセント」ではない。「だから好きと言わないでほしい」っていう彼の心の動きには泣けるし胸が苦しい。

 

サスペンス的な要素について。

どうして二人が一緒に死ぬことになったのか、なぜ主人公にしか記憶がないのか。

早く知って楽になりたいー!

 

 

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