待ってた2巻!
1巻の感想はこちら。
作品情報
著者: 高城玲
出版: 秋田書店
レーベル: プリンセス・コミックス
感想
それにしてもトト、思い切ったことをするなぁ。
身分はないし策もないしで、普通なら絶対レニー処刑ルートだったよ。
ロレンツォ氏の無言の行動がまじすごい。「常に複数の対策を講じリスクを分散させろ」とトトに言った事は、きっとロレンツォ氏が普段から心がけていることなんだろうね。ロレンツォ氏は今回の件についてレニーのことを一度も悪しざまには言ってない。この時代の人間のやりそうなことをよくわかっていたからなのかも。
ケガひどいけどなんとか命拾いしたレニー。交渉条件だった令嬢の絵を描くのをしぶり最終的に「君も一緒に(中略)つきあえ」て、トトに甘えまくりだな。
初めてトト父と会ったレニーは身なりもボロボロだったけど、2回目の時はしっかり身だしなみを整えてトト父に挨拶に来たから話を聞いてもらえて…って何実家訪問してんだ…あれ?どういうことだ?(大混乱)
トトはロレンツォ氏の件で言葉の裏側にある人の気持ちも考えられるように。親子関係は仕事が原因で不調だったけれど、父がいつでも息子を心配していたことを理解し「荷物をまとめて出て行け」の、父親の言葉の本当の意味を察した「愛しています 父さん」には泣いちゃいました。
初登場のミケ少年は、これまたとんでもねぇ芸術の才能を秘めたお子で。
たぶん同族嫌悪なんだろうけど、レニーとしょっぱなから対立モードw少年への容赦のなさが大人気ないぞ。ていうか、ミケ少年…主人公に「いつかフィレンツェで一番の画家になってお兄さんを迎えに行く それまで…待っててくれる?」って何それプロポーズかよ待てよ。(大混乱)
2巻巻末!
むちゃくちゃ物騒!血の海なんだけどー?!