感想:「離婚予定の契約婚なのに、冷酷公爵様に執着されています」2巻 ※一部ネタバレ含
暗躍する令嬢がどう出るかが気になる。
作品情報
原作: 琴子
漫画: 紡木すあ
出版: ぶんか社
レーベル: PRIMO
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感想
ダリウス様がほだされるどころか主人公に堕ちてるー!!!
微笑ましい。
エレンを振る目的で会うっていうのをすごい勢いで引きとめて手紙にしろっていうダリウス様、ナイス判断。もし会ってたら連れ去られることになったかもしれない。エレン氏にはバイアスかかりまくってるから手紙は半信半疑だったかもしれないけど。
主人公は病状を誰にも言わないままだけどこれあんまりよくないよね。
2年以上生存できるならいいけど、余命1年って言われてるってことはまだダリウス様の症状が落ち着かんうちに主人公死んじゃうことになるから彼も命が危ういことになるじゃん。これはまずいよね。「そういうことにしておいてください」じゃすまない。可愛がってくれてるアンネリーゼ様が弟夫妻二人とも看取ることになるって気付いてない。「心配かけてはいけない」っていうその場限りの感情だけでその後のことが見えてなさすぎでしっかりしてくれって思う。主人公がダリウス様の魔力を吸って「楽になる」っていうことで保存療法的に2年以上持ちこたえられるルートが見えているなら心配かけないように、っていうのは全然わかるんだけどね。残された者のことを考えていない、1年後のことを考えられない浅はかさにちょっとイラっとする。
一方のダリウス様は1巻からするともう溺愛モードに入って来てて。めっちゃきゅんきゅんする。クスリにすら抗っちゃうくらいのど根性の持ち主が苦しむんだから過多症は過酷だな。
ダリウス様が主人公のことやウェストン男爵家のことを調べ始めたから、彼女の余命のことを知るのも時間の問題だな。
ふたりがかみ合って、お互いに救い合える存在ってことの証拠が見つかり、延命だけじゃなく完治に至るといいな。