感想:「魔王の庭の白い花」
滂沱ぁあああ!
可愛らしい絵柄で紡がれる、ピュアな物語でした…っ!
作品情報
原作: 瑠璃森しき花
漫画: 十屋つぐみ
出版: 一迅社
レーベル: comicLAKE
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感想
どうしても人間を攫ってこないといけない魔王とその配下の者たちと、攫われた人間の娘のお話です。
魔王様は友達もろくに作れないようなぼっちっていうか陰キャ。しかし他人のことを慮ったりできる優しい人。望まぬ仕打ちになってしまった人間の娘に何かできることはないか、と彼女に快適に過ごしてもらうために心を配り骨を折る魔王様。そんなにいろいろやってあげるなんてただ事ではないと思っていたけど、幼少期からの一途な片思いから来ているとは…!ちゃんと彼女の様子を観察?して(戻ってきた皿が完食されているのを見たりなど)決して独りよがりになることなく彼女に尽くすことに喜びを感じる様子はまさしく愛だなって。
自分の母が病気で死んだと言われて育ってきた魔王様が、ひょんなことから「もしかして人間により連れ戻されたのではないか」と疑いカマをかけてそれが正解だと悟った時の悲しみ、そして彼女を思うからこそ幸せでいて欲しいと願いただひとこと「どうか元気で」と勇者?王子?に引き渡すところなんてもう…もう…っ!涙で前が見えないよ…ううぅ。
魔王の本心を不慮の事故で聞くことになってしまったヒロイン、魔王様の姿が人間とはかけ離れたものになってしまっても全然動じずに会話していてもはや彼の内面を見ているから外観には何とも思っていなさそうなところがじぃんときた。
巻末のSSがまたよかった。
急に行方不明になった娘が元気にやっていることが伺える手紙。大切にされているんだなってまんがのその後の魔王城の面々のわいわいとした姿まで想像できる感じでほっこり。
早く結婚して温かい家庭を気付いてくださいいいいい!!ってなったw