背筋がしゃんとして、かっこいい。
小さな王子に接する時のいさめ方とかそういうの(たまに失敗するところも含めて)マジでいい女だよ、主人公。憧れる。
作品情報
原作: 羽鳥紘
漫画: 森川いく
出版: コンパス
レーベル: コミックcoral
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感想
対等っていうかね。
妙齢女子でありながら「金獅子」と称される豪傑で、カリスマ性もあり、自身のことよりも周囲のことを優先してしまうという、とにかくカッコイイひと。何度も結婚が破談になってるだなんて、お国の男子はかっこいいお姫様を御しきれないのかな。まあそうだよな。
わたしは身長が低いから長身の女性憧れるんだよね。
戦争を有利に進めるために圧倒的な力を生み出そうとして自滅してしまった国に嫁ぐのに、ひとりの従者も連れない理由もね、オトコマエすぎるのよ。
輿入れで迎えに来た滅亡寸前の国の元帥(ヒーロー)、自分の事を「姫を攫いに来た魔王」って言うの面白かったけど、それと同様、嫁いできた国で快く思われていないことを再確認してしまった主人公が自分の事を「たぶらかす魔女」って言うのもおもしろかった。魔王と魔女か。
お似合いじゃねーか!!
主人公の胸に時折訪れる名前のない感情や、誠意と敬意をもって主人公に接するヒーローの思いやりは、まだ恋愛というには早すぎる感じで、これからそういう感情が育っていきそうだなぁって思うだけでもかなり尊い。
一方、王子や屋敷の使用人など、個人レベルで悪感情を持っていても主人公の振る舞いでだんだんとその気持ちが和らいで…って本当にすごい。精神力すごい。あと、怪我した部下を担いで戦ったことあると話していたことが事実だったらそれもすごい。
幸せになってほしいなぁ。