ばにらんぶん

読んだまんがの感想を800字以内で書いています。

感想:「聖女だけど闇落ちしたらひよこになりました」

妹からのおすすめまんが。

「可愛い」って聞いてたけど確かにかわいかった。

 

作品情報


原作: 雪野ゆきの
漫画: 白樫楓
出版:  TOブックス
レーベル: コロナ・コミックス

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感想

闇落ちしてひよこって??という謎は比較的すぐに解消されるのでノンストレスで読めたわけですけれど、なかなかどうして、よくよく読むと闇が深い。

闇落ちさせるために、魔王が聖女に長いこと働きかけていたわけなんだけど、そういういきさつで聖女を勧誘しようと行動を見守ってきた魔王によると、まあまあろくでもない人生だったみたいで。まあね。強力な魔力に、聖魔法闇魔法使えちゃう上、道場破りたーのしー!なバーサーカートリガーハッピー聖女なんて、きちんと力を管理しないとちょっとしたことで焼け野原になっちゃう。多分、力で抑えることは誰にもできないから精神的に縛るしかなかったんだろうな。勇者が聖女を暗殺するに至ったのはなぜだろう。少なくとも魔王は健在なのだから、勇者パーティの役目を完遂したためだとはとても思えない。とはいえ、本人?本鳥?はその件については思い出したくないって気持ちのようだし、真相が明らかになることはあるのかな。

 

さて、そんな実力モリモリのバケモンみたいな聖女、外見がひよこだとかわいいとしか思えないの不思議。

ひよこのヒヨコ(事故のような命名w)が伝えたいと思っていることは魔王様にしか通じていなくて、ずっとぴよぴよ言ってるw何言ってるかわかんないけどとにかく姿と行動がかわいいからみんな微笑ましく見守ってる…という姿を見守るお話ですね。みんな魔王に対しても報告とかの内容容赦なくておもしろかった。今日も魔王城は平和ですっていう感じで。

しかしあの外見と聖魔法使える属性でありながら、聖女本人はしごく戦闘狂なのギャップがあっておもしろかった。