今回は3/1にコミックス6巻が発売された略称「まどめ」について感想を書いていきます。
ラノベ原作→コミックス化の作品ですが、ラノベは未読のためコミックス版についての感想となります。
作品情報
原作: 手島史詞
漫画: 板垣ハコ
出版: ホビージャパン
レーベル: HJコミックス
ざっくり内容
魔術師(存在自体が悪の世界観)の主人公が自分のことだけで生活していたところ、美少女エルフに一目惚れしてしまう。
けれどまともな教育も人生も歩んでこなかったことと、本人のコミュ障という性質のせいで、うまく接することができない。
不器用コミュ障の魔王を応援したくなるラブコメ。
おすすめポイント
外から見てツンツンしている人物が「こう思ってるのに、うっかりこう言っちゃったー!!(>_<)」とモノローグで語りまくっている という作品は多くない気がします。主人公がけっこうこじらせてるコミュ障で、思っていることをうまく伝えられない葛藤が可愛らしく描かれています。
美少女エルフにしても辛い前半生のせいで、似たり寄ったり。
でもいつの間にか心が通じて信頼関係を築いていくさまに、口元がどうしても緩みます。
サブキャラもなかなか濃くて、いじられまくってるヘタレ騎士もこっそり応援したくなります。
全体の感想
ほほえましい。
可愛らしい絵柄と可愛らしい表情。
回を重ねるごとに主人公と美少女エルフがお互いに信頼を増していくのは読み手としても安心できます。
奴隷エルフもよく主人公を見ていますが、主人公もエルフをよく観察しているので心が通じ合ってくるところは温かい気持ちになりつつも羨望。いいなぁそういう関係、と思えます。
メインキャラクターのほとんどが、みんな違った不器用で面白い。さまざまなジャンルの不器用を取り揃えています。
いじられ騎士さんはたいていヘタレでヒドイ扱われ方(愛されキャラです念のため)だけど、ここぞという時の活躍はとってもかっこよくてわくわくします。
最新6巻の感想
新キャラと新展開がきました。
主人公はエルフと静かに過ごして一緒に生きたいのに、降りかかってくる火の粉。有事の主人公は冷静で賢くてスゴいです。
1巻でちらっと出てきたキャラクターが、とんでもないほのぼのだったのはこれまたいい意味で裏切られました~。
2人きりパートではもう…お互い思いあってるのに不器用で、ニヤケつつのたうちまわるくらいこちらが気恥ずかしい。そうね、どう愛でればいいか、わからんよね!(オマエラかわいいんだよ)
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