ばにらんぶん

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感想:「フェルマーの料理」1~2巻 ネタバレごめん

数学「フェルマーの定理」と「料理」を組み合わせて「フェルマーの料理」。

だいじょうぶ、数式を読者が解いたりすることはない。怖くない怖くない。

(数学できないばにらさんでも読めます)

 

作品情報


著者: 小林有吾
出版: 講談社
レーベル: 月刊少年マガジン


感想

理数系の人の方が料理に向いてる、っていうのはちょいちょい聞く話。
理数系どころかガッツリ人生を数学で染めてきた主人公が数学を使ってプロの厨房へと身を捧げていくお話なんだけど…

熱量がすごかった。

 

冒頭の主人公にとっての挫折、本人気付いてないけど周りの人の言う通り覇気なくなってたと思う。挫折してショックじゃない人いないもん。そんなくたびれた中で偶然、超人気シェフ:朝倉海と出会ったことで人生がまるきり変わっていくことに。

 

レシピ逆算とか、ほんとすごい。

あと、「こんなこと誰にでもできる」は本人だけが思っていることまぁあるよね。(で怒られるんだよw)確かに、難しい行動ではないかもしれないけど、そういう工夫を誰でもできるかっていうとそうじゃない。で、周りの人から「できんわ、普通!」って怒られるまでがセットw

 

数学と料理、すでに実在の人物でそういう人がいらっしゃるんだね。すげー!

実際の話はともかく、「大学にはいつでも入れるけど」と言って今の気持ちを優先してまるで知らない料理の世界に飛び込んでいくとことかはめっちゃ熱い。

とはいえ2巻では体力なさに現場という戦場で足に来てたのはちょっとリアル。

 

清々しいほどのクズ理事長がすごいから、主人公のお父さんの素晴らしさに涙出る。

海さんの理不尽なほどのむちゃくちゃさがあるから、魚見さんに癒される。

いいね、魚見さん。好き。早くケガ治ってスイマーとして活躍してほしい。

 

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