ばにらんぶん

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感想:「婚約者が浮気相手と駆け落ちしました。王子殿下に溺愛されて幸せなので、今さら戻りたいと言われても困ります。」1巻

ネタバレ的には、1巻では駆け落ちしていないのでまだ序章。

作品情報


原作: 櫻井みこと
漫画: あおいれびん
出版: 星雲社
レーベル: DREコミックス

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感想

まじめで頑張っているひとが割を食うのは良くない。手紙を書いてるのに返事がそっけなくてとにかく問題を先送りしててどうなのよっていうのはあるけど、自分が責任をかぶりたくないから終わらせることができず、相手に非があるように仕向ける…恐ろしい話だよね。

しかもこれ、クラスの全員が知っていてその上で主人公をハブにしてるんだから令和日本のコンプラに準拠するとめちゃくちゃヤバいやつ。特に事実無根なのに初手から四面楚歌だなんて、もう学園生活詰んでると言っても過言じゃない。

相手は、主人公から破棄してくることを期待してるのかというとそういうわけじゃないところが汚いよね。「この人物はこんなにも汚いやり方で男の方を貶めているのだ」という噂で固めることで、結婚相手にふさわしくないから破棄せざるを得ないという方向に誘導してるわけでしょ。

おまけに、主人公とニアミスしたとき(と思われる場面)では、完全に主人公を避けていることが描かれ、むしろ隠して隠れて、さぞかし後ろめたいことをしているのだろうという気持ちにさせられた。

 

ここで謎なのが王子。

パーティ会場入口で中に入るでもなくうろつく流行おくれで丈の短いのドレスを纏った女子なんて普通に不審者だよ。それでもあんまり気にせずにエスコートした彼、なんかこう、ちょっとでも打算的なことがあると納得だったんだけどなという気はしてる。あの家の子か!みたいな?王子の立場でその場でエスコートするには弱い気がするけど、ひょっとしたら原作には何かそういう表現があるのかな。

 

さてさて、あいつらはいったいどう駆け落ちし、王子がどう主人公を溺愛するのか。

楽しみです。