ばにらんぶん

読んだまんがの感想を800字以内で書いています。

感想:「瓜を破る」※青年まんがにつき、大人向けシーンが含まれる作品です

最新7巻なんですがそこまで一気に読んじゃいました。

こちら少年まんがではなく青年まんがです。性的なシーンが一部あります。普段はそういうシーンのあるまんのが感想は書かないことにしていますが、これはその、例外でいいじゃん!ってなりました。

 

作品情報


著者: 板倉梓
出版:  芳文社
レーベル: ラバココミックス



感想


主人公は香坂まい子さん(32)。

一言で言うと主人公と、彼女が務める会社の人たちを描く人間ドラマ。

主人公の職場の上司(10年同棲している彼氏に最近…)、性的な欲求がない同僚、クールでドライな女というポリシーの同僚、幼子を育てながら創作活動をする先輩、マンションを購入して猫と暮らす別部署の先輩、自己肯定感低い別部署の音楽好きの子…そしてヒーローは主人公の会社に出入りする業者の人・鍵屋千里さん(29)。様々な登場人物の生き様が描かれてる。

 

ちょっとずつめっちゃリアルな人間模様が挟み込まれていて、いろんな人の人生を垣間見ている気持ち。でも可愛らしい絵柄なので陰鬱にはならない。会社でのそれぞれの顔はやはり人生のいち側面でしかないんだなぁと素直に感じられた。

 

わたしは「家族も仕事も趣味も(中略)どれも中途半端」と嘆くキャラにグッサグサきたね…わたし自身は子どもたちが既に中学生なので生活的には多少放っておいても死なないお年頃なので好き勝手やってるけど、作中のお母さん兼会社員兼作家のキャラは子どもが未就学児なので本当に大変だと思う。自分振り返っても、娘たちの未就学児の頃の記憶あんまないから、多分大変だったんじゃないかなw

 

主人公とヒーローの出会い・想い・両片思い…って堪能した!!すっごいキュンキュンしたし、正直「会うまでちょっと面倒」というのも…正直超共感したw

 

 

リンク