ばにらんぶん

読んだまんがの感想を800字以内で書いています。

感想:「異世界でも鍵屋さん」 1巻

以前から気になってたまんが。

へー!ほうー!!ってなりっぱなし。知らなかったことがいっぱいで、読んでるだけでためになる感じがする!

 

作品情報


原作: 黒六
漫画: もりこも
出版:  デジカタ編集部

 

感想

わたし、落ち着きのある主人公好きなのかもしれん。主人公=通称ロックさんは非常に冷静沈着な人物で基本的に物静か。わたしが読んできたまんがで言うと異世界賢者のユージと魔法科のお兄様みたいな感じ。モノローグ多い系男子かな。

異世界においてダンジョン奥にある宝箱。

ここにかかってる鍵を開錠する職人として腕のいい者が重宝されるというお話で。言われてみれば、宝箱って鍵かかってるわ!ゼルダシリーズのリンクは蹴っ飛ばして開けるけど、普通は蹴ったくらいで宝箱が開くとでも思ったか、って感じだし、確かに盲点だった。この作品においては鍵破壊は大きなリスクを伴うらしいから「壊せばいいじゃん」先回りしてきちんとそんな不正を潰してるのが良かった。

 

作品には実に様々な鍵が登場する。

舞台は現代日本異世界を往復することもできるという設定なのがいい。何もかも捨てて(あるいは捨てさせられて)というわけではなく、まるで出張するかのように異世界に出向くので、読んでいても「この人帰れるのかな」ということに意識を持って行かれることもないから安心。

事情を知ってるっていうか、逆に現代日本にやってきていそうな人物がいるのにも驚いた。主人公が異世界往復してることをわかった上で、主人公に関係者だと知られることなくサポートしてるのも良かった。

 

原作はなろうだけど、具体的に図で解説があるからコミカライズが多分非常にわかりやすくていい。絵だからじっくり眺められるし。

ラッキースケベにこっそりとしながらも素直に喜ぶところは、前述の主人公たちと違って健全だな思いましたw



感想:「エリスの聖杯」10巻

オードリーさんに持っていかれたよね!

 

前巻感想

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作品情報


原作: 常盤くじら
漫画: 桃山ひなせ
出版: スクウェア・エニックス
レーベル: ガンガンコミックスUP


感想

今回一番かっこいいとこはオードリーさんに持って行かれてたなw

原作読み返してないからアレだけど、そもそもやらかしてたのレベッカだっけ?

うん、余裕ができたらまた読もう。

 

コニーちゃん、活躍したね!

すごいよ、頭に血が上った成人男性にきっちりと怒鳴りつけるなんてこと、絶対出来なかったもん。ドーパミンでまくりだったね。かっこよかった!

それに、キンバリー・スミスのとこに行ったとこもね。強くなったって思う。

キンバリー、初登場の印象の悪さがアレだったからさ。危険人物だったよねハッキリ言って。ところがコニーちゃんが揺さぶろうとしたカルヴァン・キャンベルの件、断片的な情報から短時間で夜会が開催された真意まで読み取ったのヤバい。コニーちゃんのこの突撃でアビゲイルのみならずオブライエンを救うことになったわけだし、スカーレットの作戦勝ちだよね。「ヒント」のおかげで、悪いようにならないことを示したの、読者として安心したよ。

 

スカーレットの作戦、すごかったね。コニーの「形だけの婚約者」である公爵家のツテまでも使って本来は到底できないことをやってのける。使える人脈は何でも使う。ハムちゃん超お手柄だし「そんなことでいいんですか」って、もっとすごい要求飲むつもりだったとことか訓練されすぎてて笑った。

 

コニーちゃんがさ、ほっとして力抜けちゃうの閣下の前なの、いい。

人命救助っていうか、まあ…ね。これからの二人の変化を漫画で見るの楽しみすぎる!

10巻ラスト、物語の始まりであるスカーレットの処刑ににつながるの背筋ゾクリとしたよね。

 

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感想:「この音とまれ!」 30巻

発売日の頃は私事まっただ中だったので我慢。片付いた日の帰り道、速攻買いに行きました。

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作品情報


著者: アミュー
出版:  集英社
レーベル: ジャンプSQ



感想

思った事しか言わない滝浪先生が、みんなの音楽が想像を上回ってるって伝えたとこでもう滂沱。全員頑張ったけどわたしから見たら特にみっつがさ。子育ての絶望感無力感孤独感に共感しまくったから、あれを乗り越えてみんなと同じ完成度まで高めてきたんだなぁって思っちゃって。みっつ、あんた最高だよ。(※特にみっつに注目するシーンではない)

あと、チカくんとさとわちゃんのおまもり、たけぞー先輩とヒロ先輩のおまもり、それぞれが別の形でお守りしあってる(お守りし合ってるってなんだw)の、めっちゃくちゃ尊くて胸キュン床ローリング。

もう、付き合っちゃえよ!ww

その後のサネとみっつのやりとりも最高に笑ったw

 

 

地獄の絵面のシーンは、笑ったけど笑えない。

このあとどうなるのか…ヒヤヒヤ。

 

後半はチカくんの過去を、いさきさん視点から描いた短編。

チカくんの事件直前直後詳細を描かれることはほとんどなかった。多分彼自身が動揺してよく覚えていないんだろうな。ここでどうしていさきさんと住むことになったのか、彼女が保護者目線でチカくんを見られるのかがつまびらかにされていて。ええ、泣きました。超泣きました。チカくん不器用。でも素直。哲生くんの存在に多分いさきさんも安心したんだろうな。ていうか、哲生くん本当にすげぇ。彼のおかげで入試も突破できて進学できてほんと良かった。

 

私事…高校受験を控えた娘に勉強教えてました。わたしは別件もあったしまんが感想書く余裕がなくブログを休止することに。試験日の帰りに30巻買って読んだから驚きました。チカくん同様、娘は第一志望に合格しました。

 

 

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お知らせーブログ休止についてー

いつも弊ブログ「ばにらんぶん」をご高覧いただきありがとうございます。

タイトルの通り、「ばにらんぶん」はしばらくの間ブログの更新を休止します。

 

私事で可処分時間が非常に短いことになるというのが休止の理由です。

実はこそっと、年始から2回分感想をサボってしまいました。

今後もこういう事態になると思われます。そこで、きちんと期間を決めて休止のご挨拶をしようと今回の記事を書きました。

 

 

この忙しさは期間限定なので、3月まで休止し、4月から再開する予定です。

 

再開しましたら、またお知らせをいたします。

その時は改めてよろしくお願いいたします。

 

感想:「女王オフィーリアよ、己の死の謎を解け」2巻

第10話ラストの、女王の決意の名言からの怒涛がすごい!

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作品情報


原作: 石田リンネ
漫画: 練間エリ
出版:  KADOKAWA
レーベル: B's-LOG COMICS


感想

推理ものなので内容には触れないようにするけど、11話からの謎解き編がすごい。
事実全部判明したあとで1巻から読んでも「確かに…!」ってなるんだよね。すごい。

真相が分かった上での1巻からの読み直しは、また改めてゆっくりすることにして。

 

頭の中と言えば、女王の頭の中に増えていく罵倒語。

今回は豚とおしゃぶりを覚えました。そして当人の前で「クソッたれ」も披露しましたね!あのドM、それだけでも喜んじゃいそうな気もします。あ、わたしデイヴィッド好きですよ。若いイケメン好きですが、それ以上に頭いいキャラ大好きなんで。しかも彼はなかなかにウィットに富んでるし飄々としたこと言ってくれるし、女王が殺された時よりも全然いいキャラしてるよね。彼にとっては女王が本性をもっと早く見せてくれればってところだけど、こっちからしたらお前もな!って感じ。

 

女王に懸想してる近衛の人の病み…闇?っぷりもすごかった。なんかこう、理想を押し付ける系ヤンデレって絶対背中見せちゃだめなやつなんだなぁと。

 

それとは変わってジョンよジョン。弟。

めっちゃかわいい。調査して報告するところのしぐさとか、お顔とか、青年になりつつある少年の可愛らしさがあふれ出てめちゃくちゃ眩しかった!女王亡きあとも彼ならきっと立派に王を勤め上げてくれそうな聡明さもにじみ出てる感じでめっちゃ応援したくなりました!

 

途中で見た夢、めっちゃ怖かったけどああいう風にならなくって済んで本当によかった。

あと、領土侵犯の王配は処刑されなかったことを女王に感謝した方がいいw

 

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