ばにらんぶん

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感想:「女王オフィーリアよ、己の死の謎を解け」1巻

2か月前に即位した主人公の女王。弑されて「王冠の呪い」で(10日間だけど)生き返り、どいつが犯人だったのかを殺された本人である女王が突きとめようとするお話。

 

作品情報


原作: 石田リンネ
漫画: 練間エリ
出版:  KADOKAWA
レーベル: B's-LOG COMICS



感想

もうね、冒頭でご紹介した作品のあらすじだけでもごはん食えそうなくらい面白そうじゃない?
まだコミカライズは1巻しか出ていませんが、この1巻だけでもめっちゃ面白いです。

 

優等生な主人公、我慢に我慢を重ねつつも努力して王にふさわしくあれるよう生きてきたのに自殺に見せかけた工作の上殺される。その工作もなかなか手が込んでいて、状況的に密室殺人に仕立て上げられてるから、なかなか証拠を得ていくのは難しそうな局面。加えて、犯人を突き止めるのに10日間しか時間がないこと、真実を伝える仲間は作れないこと(ただし最高権力者なので人は全然使える)、本当の死後の自国を任せられるように王弟に伝えたいたくさんのこと。全部やらなくっちゃぁいけないのが女王の辛いとこだw

 

原作者の別作品「おこぼれ姫と円卓の騎士」ではおこぼれ姫が人の名前と顔を覚えるのめっちゃ得意だったんだけど、オフィーリアも得意っぽいね。特段おつきのものを介さなくても男爵までばっちり名前と顔が合ってるようだったし。こりゃ、女王を殺した犯人、誰だか知らんけど顔を見られてなくて良かったな。

 

しかし、ベッドに寝そべってそのままクッキーを食べるなんて…庶民もやらないよ。クッキーかすを片づけるの大変だもん。

 

元?王配のデイヴィットの「死んでくれてありがとう」って腹立つ。

いつでも言うこと聞きそうな妖精の女王の攻略に興味なかったのかなって思ったけど、つよつよ女王の対応を見て魅力的で彼女を手に入れたいって…護国卿、あんた…まさか…ドM…?

 

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