ばにらんぶん

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感想:「オタクばあちゃん」

いくつになっても萌えは人生を豊かにするからね。うん。

作品情報


著者: 伊達しのぶ
出版: KADOKAWA
レーベル: MFC



感想

推しへの愛はさまざまな障害をもやすやすと乗り越えるよね。主人公のチヨさんは二次元にハマるまでネットなんて使ったことない系おばあちゃんだったのに、円盤予約となったらもうパソコンとタブレット2台とスマホを駆使して限定先着400名様の特典ゲットするほど使いこなせるようにwうん、得意不得意とかそんなんじゃない。必要かどうかが道具を使う分かれ道だよねwなんてったってオタ界隈のネットスラングまで使いこなしてくるからな。そりゃレジェンドだわ・・・w

 

陰キャオタクの子に超能力で直接脳内に話しかけたのには笑ったwwいや、ちょっと前までつつましく己を律してきた大和撫子どこいったよww人外に片足突っ込んどるがなwしかし「オタクになれるのはものすごい熱量の愛を持った限られた人間だけなんだから!!」え?そ…そうだったの?

 

乙女ゲーマーの女の子たちが、それぞれ乙女ゲームに出てきそうなキャラなの笑える。

でもギャルってる女子が「黙れ小僧 お前に世羅が救えるか」っていうのに主人公の孫がしっかり劇中のセリフで対応してるとこに安心する。

 

主人公のチヨさん、なにげに夢女子なのも面白い。「妻として」とか言っちゃってるし、なかなかに業が深いw「喪主」にもじわじわ来たww

チヨさんの好みの何がいいってサブキャラ推しなのが共感。わたしもサブキャラ推しなもので、登場に一喜一憂してるわけよ。わたしの場合、カップリング推しでチヨさんは個人だけども。

 

巻末の短編読んで思ったんだけど、チヨさんの生き方って若かりし頃のリアルでもオタ活でもあんまり変わらないね。つまりオタクっていうのはパーソナルを指す言葉じゃなく、生き様そのもののことかもしれない。

 

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