ばにらんぶん

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感想:「異世界でも鍵屋さん」 1巻

以前から気になってたまんが。

へー!ほうー!!ってなりっぱなし。知らなかったことがいっぱいで、読んでるだけでためになる感じがする!

 

作品情報


原作: 黒六
漫画: もりこも
出版:  デジカタ編集部

 

感想

わたし、落ち着きのある主人公好きなのかもしれん。主人公=通称ロックさんは非常に冷静沈着な人物で基本的に物静か。わたしが読んできたまんがで言うと異世界賢者のユージと魔法科のお兄様みたいな感じ。モノローグ多い系男子かな。

異世界においてダンジョン奥にある宝箱。

ここにかかってる鍵を開錠する職人として腕のいい者が重宝されるというお話で。言われてみれば、宝箱って鍵かかってるわ!ゼルダシリーズのリンクは蹴っ飛ばして開けるけど、普通は蹴ったくらいで宝箱が開くとでも思ったか、って感じだし、確かに盲点だった。この作品においては鍵破壊は大きなリスクを伴うらしいから「壊せばいいじゃん」先回りしてきちんとそんな不正を潰してるのが良かった。

 

作品には実に様々な鍵が登場する。

舞台は現代日本異世界を往復することもできるという設定なのがいい。何もかも捨てて(あるいは捨てさせられて)というわけではなく、まるで出張するかのように異世界に出向くので、読んでいても「この人帰れるのかな」ということに意識を持って行かれることもないから安心。

事情を知ってるっていうか、逆に現代日本にやってきていそうな人物がいるのにも驚いた。主人公が異世界往復してることをわかった上で、主人公に関係者だと知られることなくサポートしてるのも良かった。

 

原作はなろうだけど、具体的に図で解説があるからコミカライズが多分非常にわかりやすくていい。絵だからじっくり眺められるし。

ラッキースケベにこっそりとしながらも素直に喜ぶところは、前述の主人公たちと違って健全だな思いましたw