賢いキャラ好きのわたし、実はリリィ・オーラミュンデが好きだったりします。はい。
9巻はリリィ様のお話。
前回8巻の感想はこちら
作品情報
原作: 常盤くじら
漫画: 桃山ひなせ
出版: スクウェア・エニックス
レーベル: ガンガンコミックスUP!
感想
10年前に処刑されたスカーレット、2年前に自殺したリリィ。
スカーレットの牢屋に行って「この件は手に余る」と言っていたリリィが当時何を考えていたのか。
幼少のスカーレットやエンリケ王子との出会い。
そして2年前自殺するに至ったのは何があったのか。
その謎解きの答えとなる1冊になっています。
頭脳戦向きのリリィが、ひょんなことから事件の核心と思われる「エリスの聖杯」という言葉に出会ってしまったところから、改めて調べ直すリリィ。
危険に近づきすぎ、後には引けないと知った彼女の行動がすごい。連中につかまって拷問にでもかけられたらきっとリリィは「どさんりゅう」の振る舞いをすることになってしまうから先手を打ったんだなと納得しかできなかった。
一つだけ。
スカーレットの処刑前に自決のため苦しまずに逝ける毒薬を入手したリリィ。8年前。
その毒薬を飲み干したリリィ。変質してなかったのか、わたしは心配でなりません…。
なぜ、衆人環視の公開処刑の場にあってスカーレットは笑うことができたのか。
超絶美形だけど泣き虫で弱虫でヘタレなエンリケがなぜセシリアを娶ったのか…「何か目的があったはずだ」とリリィが感じた、エンリケの決意とは。大きな伏線を張りつつ10巻に続くわけですね!あー…久しぶりに原作読むか!!
巻末の特典SS、可愛らしかった。
まさか、スカーレットとリリィが…あんな!じゃれあい?からエスカレートしてまさかあんな行動にまで発展してしまうとはww
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