今回は3~4巻の感想です。
1~2巻はこちら。
作品情報
原作: 春志乃
漫画: ここあ
出版: KADOKAWA
レーベル: FLOS COMIC
感想
この作品を読むと、ゆっくりとした落ち着いた気持ちになりますね。
主人公の人柄かな?
周りの人たちもあたたかくて。
ていうか王子様がほんと王子様です。本物の王子様ってすげぇな(やだばにらさん、感想が小学生並みになってますわよ)。
「わたしはなんなのか」
自分というものを消して生きてきた主人公に、自我が!
そしてもうひとつ、ずっと隠してきた「秘密」を主人公はついに自分の口から夫に伝えることができるように…。おおぅ、確かにそれは言いづらい。言いづらいけど、ここまでお互いに信頼高まってたらそれだけでそっぽ向くことにはならないよね。逆に、そこまでお互い信じあえる存在になれて良かった。
主人公がずっと気にしていた弟くん。
9歳。
え、お行儀良すぎて気品が溢れまくりじゃない?どうにもネグレクト始め、さまざまな精神的虐待を受けていそうだけど、心キレイすぎりゅ!お姉さんとそういうとこがそっくりだ。「リリアーナの小さな王子様」ぐぅ(泣)。
それにしても主人公の実家。
読者のヘイトを効率よく回収するすごい人たちだな。侯爵まわりの人たちはみんな穏やかだったから、その分マイナス方向に絶対値の高いキャラにしなきゃバランスとれないんだろうけど、驚くほどの自己中っぷり。
ウィリアムさんがそれまで水面下でいっぱい動いてきたから、もう少し危険の少ないやり方があるような気もするけど、当のご本人は意識がなかったし仕方ないかぁ。ほんと王子様って王子様よね。(2回目)
ううぅ、幸福が本物になって良かった。
ん?!続くのか!!