ばにらんぶん

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感想:「難攻不落の魔王城へようこそ~デバフは不要と勇者パーティーを追い出された黒魔導士、魔王軍の最高幹部に迎えられる~」5巻 ※ネタバレ含

5巻、めっちゃ温まってます!前回の感想(3~4巻)はこちら。

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作品情報

原作: 御鷹穂積
漫画: 蚕堂j1
出版: スクウェア・エニックス
レーベル: ガンガンコミックスUP!


感想

黙って、ただただ読んで欲しい。
ここまでの登場人物たちの過去・背負ったもの・想い…そういういろんなものがあってのこの舞台。

幼馴染勇者が仲間を全て失って守るもののない中1人で魔王軍を相手にする。それも相手へのリスペクトを忘れずに破竹の勢いで圧倒していく。
そして魔王軍も勇者パーティーも、お互いにひとりきり。

場内のカメラすら破壊して目撃者のない戦い。やっと、彼らが本気でぶつかる。
もうね、この時点でまた泣きそう。

 

そんなタイミングで、主人公の過去と一つの角の秘密が判明する。どうやらこのことは幼馴染勇者も知らないことらしい。とんでもなく強い力を隠し持ってた。

でも、それは勇者も同じで。主人公が見たことのない、勇者が授かった精霊の力を目の当たりにすることになる。

お互いに隠していた切り札を使っての激戦。

これ、心と言うか。

魂が震えたよ!

 

もうね、感想なのに「読んで」としか言えない。

なんだろうね、届いた渇きに、少しの苦さ?とでもいうか。

割り切れて割り切るだけじゃないっていうか。

 

わたしが意外に思ったのは、主人公が現在の仕事をかつてのパーティに明らかにしたこと。まあ、新メンバーの女の子にはばれていたみたいだったし(でもそれは確たる証拠がなければ口にはしないだろうけど)、主人公がパーティを離れた頃よりも勇者パーティのメンバーそれぞれが精神的に成長したという理由もあるのかな。

 

主人公が、人を大切にするのと同時に、ここまでで自分を少し大切にしてくれるようになったんじゃないかなって思う。

 

予告見ると、6巻はまた不穏そうだなぁ…。

 

 

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