ばにらんぶん

読んだまんがの感想を800字以内で書いています。

感想:「数字で救う!弱小国家 電卓で戦争する方法を求めよ。ただし敵は剣と火薬で武装しているものとする」

今回は 3巻までコミックスが出ている作品の2巻までの感想を書いていきます。
(原作小説は未読です)

  

作品情報


原作: 長田信織
漫画: えかきびと
出版:  KADOKAWA
レーベル: MFコミックス アライブシリーズ


 

ざっくり内容

数学オタクの主人公が異世界でお姫様の右腕になり、数学の知識や計算を使用して失敗したり失敗したりしながらお姫様を補佐していく。

おすすめポイント

「理性で物事を見つめ直し その中にある法則を見定める技術 それが…数学だ…」

そうだったのか!そんなカッコイイものだったんだ、数学!

仕事柄、三角関数はよく使うけど(関数電卓かカシオ計算サイトのお世話にしかなってない)、それを聞くと数学のやり直しをしたくなりました。←赤点の常連のくせに。

 

主人公が軍略や政治を学んだりしているわけではないので、見えなかったり読めなかったりして失敗するところも説得力がある。ご都合主義に納得いかない思いを抱いていた人にお勧めしたい。

 

全体の感想

物語の冒頭(電子書籍でサンプル読める範囲)で落下するエレベーター。適切なタイミングで適切な速度のジャンプをすれば助かるんじゃないか…わたしもそんな風に思っていたことがありました。同じ妄想をしていたことが嬉しくて購入です。(次のコマの「グシャ」で、仮にジャンプが成功したとしてもエレベータの箱が壊れて挟まれてお陀仏だと気づきました。長年の妄想に決着が付きました)

ちょっと絵が雑かなぁという箇所や、必要か疑問の残るお色気が散見されるため集中力が乱されてしまうけど、面白い角度からの見方だと思いました。聞いたことのある理論や統計などの具体的な使い道が戦略っていうのは新鮮でした。焦点を「生き残る」に絞っているため次巻からはまた別の作戦が見られそう。

時間ができたら3巻も読みたい!

 

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