ばにらんぶん

読んだまんがの感想を800字以内で書いています。

感想:「私はご都合主義な解決担当の王女である」1~3 ※ネタバレ含

BL小説の世界に転生した主人公。推しを間近に見られる環境だけれど、小説ではお世継ぎなどの問題を解決する都合のいい妹…そんな立場になってしまってちょっとがっかりしつつも主要キャラクターに関わっていく中で、次期国王暗殺の首謀者として主人公はハメられていく…?

コミックス1~3の感想です。原作小説は未読です。

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作品情報


原作: まめちょろ
漫画: 米田和佐
出版:  KADOKAWA
レーベル: FLOS COMIC

おすすめポイント

何と言っても、絵が美しい。表情もくるくる動いて、画力の高さに自然と物語に引き込まれていきます。

3巻まで読んだ今思えば、確かに1巻しょっぱなに確かに主人公の王女は「忌まわしい記憶と直結している」って評していた通り。その秘密が3巻になってやっと出てきます。

つまりは、世界の根幹を揺るがすような秘密と繋がっているわけで。

いやまぁ…絵はキレイだけどBLじゃなけりゃだめだったんか?という最初に抱いた印象はどこへやら。この権謀術数の黒幕は?誰が王女をハメようとしているのか。むしろ世界…?

だんだん面白い流れになってきていて、目が離せません。

 

全体の感想

電子書籍サイトのサンプルでBLシーンから始まっていたから、あやうく回れ右するところでした。主人公の転生した世界の関係上、主要人物のBLカップルも多いですがBL作品ではありません。
なんかね、王女の気持ち・考え・ごまかし方など、とっても理解できます。

「言葉間違えた!」とか「よし!辻褄合った!」とか、わたし日常茶飯事ですよ…(ぼーっと生きてるからな)。そういったモノローグなんかも非常に共感できるし、思考ルートも無理なく読める作品です。

 

ん、ちょっとキュンってするシーンが増えてきたぞぅ…?

ブコメの波動とサスペンスの香りが今後も楽しみです。

 

 

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