ばにらんぶん

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感想:「女王の化粧師」最終巻 ※バレ含む

ぞ、続編出ません…か…?

前回の感想はこちら

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作品情報


原作: 千花鶏 
漫画: 綾峰けう
出版: スクウェア・エニックス
レーベル: ガンガンコミックスUP!



感想

「(完)」って?!
最後タイトル拾ったしめでたしめでたし…っていや、ちょっと待ってってなった。
喧嘩してるなら仲直りしなさいって主人公さんマリアージュ様から言われてたのどうしたっけ?見落としたかな?って2周目読んだよ。なかったよ…。そういえば「女王選終わって落ち着いたら」みたいなこと言ってたもんね。おまけに父親の話もちょっと出たりして…ちょ、主人公このあとどうしたのー!!って気になって夜しか眠れません。それにリヴォート様の出自や生い立ち?も秘密が隠れてるっぽいのが匂わされてるままだった記憶が…。

 

と、頭抱えることはありましたけどお話自体は途中ほろりと来ました。

マリアージュ様なりに、いろんなことを考えている姿にも、無鉄砲に無鉄砲をする姿にもハラハラして見てたんだけど…すごいね。これまで女王になるつもりも覚悟もなかったけど、「人」を見たことで「そんなに言うならなってあげようじゃないの」と。初めて積極的に玉座を目指す意思を見せたんです。ぐっときました。

 

ガートルード家が支援すると言って来た時、新当主はマリアージュ様個人についての人柄に言及していました。娘のアリシュエル様(行方不明)もマリアージュ様に同様の気持ちを抱いていたようなので母娘ともマリアージュ様が好みのタイプなんだなってちょっと微笑ましくなったり。人の話を聞くこと、聞き入れること、自分なりに考えること。癇癪娘にこんな長所があるとは、1巻の時には気付けなかったな。

このあと本格的に「女王の化粧師」となる主人公…どうなるのかなー。新シリーズ始まったり…しないよねぇ…うー。

 

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