ばにらんぶん

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感想:「女王の化粧師」4巻 ※ネタバレ含

マリアージュ様がかっこよくなってきた!

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作品情報


原作: 千花鶏 
漫画: 綾峰けう
出版: スクウェア・エニックス
レーベル: ガンガンコミックスUP!



感想

籠の鳥…人形…孤独。やんごとない女性はむしろパーソナリティを消すことを求められてるようだから「自分にあった化粧」は対極にある要素だよな、と。
美貌と知性を兼ね備えマリアージュ様が羨んで仕方なかったアリシュエル様。でもアリシュエル様はマリアージュ様のことを羨ましく思っていた、というね。その羨むポイントもマリアージュ様とアリシュエル様では「孤独」という要素を除いてはほぼ真逆。

マリアージュ様は大一番も乗りきって、しっかりと自分で立てるようになってる感じがする。

もとから、人の話をよく聞くことができる人物だと評されていたのは意外だった。器でかいじゃん。いろんなことを見聞きし考えていく間に、「モノを知らない」とかそういう欠点が補われて受け答えのひとつひとつにも本来持っていたマリアージュ様のやさしさみたいなのがにじみ出て来てる気がする。

 

一方主人公。秘密がまたひとつ明らかに。

成長したくない…盛大なフラグが立ったね!!!とドッキドキした。4巻終盤で主人公を抱き寄せたヒースの行動など、これまでとは違った気持ちが漏れ出ていて、だんだんと主人公に影響を与えつつあって、いずれ「成長したい」と思わせる余地が生まれてきたかもしれないって感じがした。

 

それにしてもアリシュエル様、思い切った行動に出たね。

アリシュエル様の母親も心配と気遣いで思い切った行動に出たね。失踪した娘の心配ではなく「連れ戻された場合」の娘の心配…よほど父親やべぇんだな。

むちゃくちゃ気になるところで終わった4巻。どうやら5巻で完結らしいんだけど、いったいどうなるんだーー!

 

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