ばにらんぶん

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感想:「ふつつかな悪女ではございますが~雛宮蝶鼠とりかえ伝~」1~2巻 ※ネタバレ含

妬み嫉みを抱くのではなく、ただまっすぐに己を研鑽する。

自分もかくありたいものです。



作品情報


原作: 中村颯希
漫画: 尾羊英
出版: 一迅社
レーベル: ZERO-SUMコミックス



感想

まさかこんなまんがだなんて、表紙からはわからないじゃない。
清々しいほどの体育会系女子。
そして清らかな心+ド天然=ド根性から生まれる謎の名言「わたくし芋揚げを飲める!」

体がしんどくてもすべきことを為していく主人公の根性。根底にあるのは

「自分を助けられるのは自分だけ」

うん、目が覚めました。

どんなことでもその起きた「コト」そのものには良し悪しの性質がついてない。その事柄について良いか悪いかのジャンル分けをするのは自分自身の感情なんだなって。ついつい起きた事についてネガティブな感情を抱きがちだけどそれでは時間がもったいない。迷ってるヒマも、後ろを振り向いてるヒマもないわ。研鑽せねばっ!

 

そしてわきまえるとか忖度とか一切無視の強硬手段「『出なくてもいい』ことは『出てもいい』と同じ」と。わあ、雛女さまったらTGCも上手にプレイできそうねwいやしかしかっこいい。しかも結果を出していくのがさらにしびれる。

 

普段見過ごしがちだけど丈夫で健康だっていうことは、何事にも代えがたいなっていうのを物語の中でしばしば感じました。

 

侍女の莉莉はもう完全にヒロインに心酔したね。わかる。こんな漢女(おとめ)、惚れないはずがないw

 

ただ、雛女様が自分自身についての価値を低く見積もりすぎなのが気になる。

常に周りの人に心を配っているのに、自分が人から心配されるのを申し訳なく思ってしまうところとか。どうにか、雛女様自身がせめて自分を正当に評価してくれますように。

 

そして2巻ラストは以前の侍女が…!今後も気になりすぎる~!

 

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