紙書籍版。
帯のアオリがすごかった。「やられる前にやり返せ 悪役令嬢24時!」
作品情報
原作: 福留しゅん
漫画: 天城望
出版: KADOKAWA
レーベル: FLOS COMICS
感想
続きが待ちきれないっ!
悪役令嬢お約束のイベント、断罪シーン。
ここで本来なら元になった作品通り、悪役令嬢となっている主人公が破滅して終了となるわけなんだけど…。不敵に笑う主人公。
遡ること24時間。
主人公は乙女ゲーの悪役令嬢になっていることに気付く。
厳密にはゲームのヒロインはハーレムエンドで主人公とも友情エンドを迎えることになっているけれど、気位の高い悪役令嬢には友情エンドなどあり得ない。
策を頭の中で組み立てて実行。手早く次から次へと作戦を立ててヒロインのハーレムエンドを次々とぶっ壊していく。時間も人手も足りないながら、断罪を逆転するために奔走する主人公はむっちゃくちゃカッコいい。
ヒロインは当然攻略対象からは愛されてるわけだけど、やはり世界の人間全てというわけにもいかないようで、一部はそのビッチっぷりを密かに問題視している人たちもいて。そういった人々をも味方に付けていく様子は感嘆するしかない。
それにしても、後半出てきた王妃様や第三王子のもとに届いた手紙。あれ一体誰がやってるんだろうな。主人公の記憶はつい数時間前に戻ったばかり。でも手紙は1年も前から届き続けてる。
ヒロインは恐らく劇中の世界をよく知るからこそハーレムエンドに導けてる。だからヒロインがわざわざ悪役令嬢が破滅するという内容を二人に知らせることはありえない。そうなるとヒロインや主人公の他に、物語を俯瞰している人物がいるわけで。それも王妃や第三王子に手紙を出せる人物に。
誰だ?
既出キャラだよな、こういうパターンって。
気になるし、めっちゃ面白いし、気になるので(2回目)原作買うかも。