ばにらんぶん

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感想:「落ちぶれ才女の幸福」1巻

そもそもエリート女子で勤勉なの、憧れるよね。

しかしそんな彼女に訪れる試練!

そして危機!

 

作品情報


原作: 瀬尾優梨
漫画: えとう綺羅
出版:  KADOKAWA
レーベル: ビーズログコミックス



感想

すごいです。1巻だけでも波乱と平穏と怒涛。

努力している才女(しかも公爵令嬢)が、恐らくハメられて何もかもを無くし、国外追放までされてしまう。

恐らく、新人として現れた農民女がいろいろ仕組んだのだろうなと察せられるし出来すぎてて怪しいとすら思う。主人公から見たらいつの間にかみんなが農民女の思考に毒されて四面楚歌って感じだよね。清廉に生きてきたから姑息な手段も誰かを陥れるという発想にも至らない。

精霊の力を借りて治療するけど、その治療が行き過ぎると精神力が弱くなる。

これってつまるところ、それに依存することになるってことだよね。どいつもこいつも、ホネヌキになっちゃうよ。いや、ホネヌキになったからこそ主人公が追放されるまでに至ったのか。

 

新天地で不器用ながらも生きていく主人公は2年ですっかりたくましくなり、まるで別人というくらい吹っ切れていました。

農民女のことも「とんでもない子がいたなってくらい」だと立ち直っています。

マジか強いな。わたし、自分の経験は強烈過ぎてまだ立ち直ってないよ…未だに遭遇するかもしれない、ってだけで体調悪くなる…。

 

主人公の生活する場所にひょっこりと幼馴染の男性がやってきます。

彼女自身は2年前までの自分を高飛車で思い上がった女だったと振り返ります。勤勉で真面目で、苦手なことは他に頼ってもいい(けど自分でもある程度できるようになるに越したことはない)と話していた彼女を傲慢だったとはとても思えないんだよなぁ。

 

しかし、彼女を襲う状況は待ってくれない。

1巻巻末ではとんでもない事態に巻き込まれ…

って!超先が気になる!!

 

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