ばにらんぶん

読んだまんがの感想を800字以内で書いています。

感想:「転生したら15歳の王妃でした~元社畜の私が、年下の国王陛下に迫られています!?」

 

作品情報


原作: 斧名田マニマニ
漫画: 片桐辺
出版:  KADOKAWA
レーベル: ガンガンコミックスUP!



感想

まさかのラストでした。
最初にあんな風に出会った二人があんな別れを迎えるとは!

お人好しの主人公は自分の前世の死因である過労状態で見捨てておけず…。

国王もちょっと見ただけだと傲岸不遜なんだけど、その実いろんな事情を抱えていて致し方ないと見える部分もあり。その彼が一目で外見と中身が違うと見切って見せたの本当にすごい。だってそれって、もともとのエミリアちゃんのことをきちんと観察していないと両者の「違い」はわからなかったはず。中盤以降、国王とエミリアちゃんにはどこかよく似たところがあるから、お互いに合わなかったけど理解はできてたのかなって。組んだらいい仕事するコンビになりそうではあるww

 

その点、主人公は二人とはほぼ真逆。

だから国王もエミリアちゃんもどうしても主人公をほっとけないし大好きっ子なんだろうね。

国王が主人公に安心感を覚える理由については全然違う面の体質?みたいなのも関わってくるんだけど、即寝落ちするくらい安らいだと言われては嫌な気持ちはしないよね。本当のことだろうけど、このあたりの国王の距離の詰め方は上手で読みながらめっちゃ応援してた。

 

我慢しすぎるのって、心身共に良くないよね。

わたしもちょっとまぁ…ストレス的な何かを受けて困った日々を送ったことがあったんだけど、それが原因で患いましてねぇ。エミリアちゃんの「怒りを抑えないと」思ってもコントロールできずに「吐き出せ」とアドバイスした主人公の言葉に、わたしも吐き出せば良かったのかなって思ったりしました。

ラストニッコリできた、素敵なお話でした!

 

 

 

リンク