ばにらんぶん

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感想:「悪役令嬢になりたくないので、王子様と一緒に完璧令嬢を目指します!」1巻

溺愛系、好きなんだよねぇ。

作品情報


原作: 月神サキ
漫画: 島田ちえ
出版:  ジュリアンパブリッシング
レーベル: FK comics



感想

そもそも、立ち聞きをして自分が悪役令嬢だと陰口をたたかれて「全部思い当たる節がある」って自らを客観視できるところがすごい。

王子であるヒーローが弟の話を鵜呑みにして主人公をバイアスのかかった目で見ていないということもすごい。先入観があったらまず「かわいい」ってならないだろうし、主人公の反応を見て「心当たりがあって苦しい でも認めたくない それは当たり前の反応だと思うよ?」と受け止めてあげたことで主人公が闇落ち?したりせずに素直なままで進めたと思う。これ、ヒーローの最初のファインプレーだった。主人公も一目惚れ的に盗み見した姿にきゅんなってたけど、ヒーローも主人公に即落ちで搦め手使用で主人公を追い込んで独占欲丸出しでアタックしていく様など、もうきゅんきゅんアルティメット。初対面から素手で恋人繋ぎしてくるんだぜ。手加減なしだね!モラハラ一歩手前くらいの感じだったけどそれだけ必死に主人公を手放したくないって気持ちに萌える!!王子様なんて、多少腹黒くらいでちょうどいいのよ(暴言)。

 

心を入れ替えたことで最初は戸惑う周りだけど、自分自身だけでなくクズ兄まである意味救ってみせたのは主人公!って感じで痛快で。ひとつひとつ、頑張っていくっていうその姿に勇気がもらえる気がする。

 

恐らくヒロインであろう女の子、TPOに応じて立ち振る舞いを変えられる素晴らしい人物で、主人公とお友達になれて読者のわたしまで嬉しい。

あれだけ王子にドキドキしてるけど、自分が変わろうと思えたのが何より自分のためなのがいいね。これが王子のためとかそんなのじゃないから、読後感もすっきりで応援したいなって思う。

次巻もがんばれ主人公~!

 

 

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