主人公が本当にいいの!
1巻の感想はこちら。
作品情報
原作: 三輪伊織
漫画: 甘海老りこ
出版: リブレ
レーベル: クロフネCOMICS
感想
がんばり続けて、生徒会以外の人間からも評価されることになった主人公。
そんな彼女に対し上から目線で「横に置いても恥ずかしくない女になった」と言う婚約者…彼がついに華麗なるざまあを迎え、本当に良かった。それも、彼女は復讐心とかそういうのは一切なく、ただただ彼女が高みに至ったというだけのことで。堂々と自分の意見を自分の言葉で伝えたその姿勢は、ヴィクトリア様曰くの「もう原石ではないわ」という言葉の意味そのもの。輝いてたよ主人公。飛び級できるほどの賢さ、勤勉さに加え、いろんな人と関わり教養やマナーを備え、自分を高めている彼女は内からにじみ出るものが以前とは全然違う。そんでもって、ヴィクトリア様にこれ以上ないほど主人公の成長っぷりを買ってもらえて。主人公もヴィクトリア様の期待以上の返答をして、本当にカッコよかった!
ありえん履修スピードもね!
ヒーローも良かった。
単にツンツン発揮してるだけじゃなくて、きちんと言うべき時に言う。失礼なことを言ったときちんと謝罪ができる。そして一番の変化は可愛いと思えた子にちゃんとかわいいよと言えるようになったこと。いい!
途中で彼に想いを寄せる女の子からの猛アタック受けてたけど「好きな女性がいる」ってめっちゃ真摯に断ってて。キャラみんな誠実でいい子ばっかで、読んでてキモチイイな!
主人公、ドキドキしながらのお誘いしかけてるのこの子らしくて良かったけど、それをヒーローが止めさせて彼からお誘いするのホントよかった!
最後、馬車が揺れて主人公がヒーローに寄りかかったところなど、めちゃくちゃドキキュンした!!
次巻も待ち遠しい!