ばにらんぶん

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感想:「死にたくないので、全力で媚びたら溺愛されました!」1~2巻

したたかでしなやか。

「前世では太鼓持ち得意だったじゃない」と自分を鼓舞する主人公。こいつ…できる!ww

 

作品情報


原作: 夕立悠理
漫画: ムネヤマヨシミ
出版: 双葉社
レーベル: モンスターコミックス



感想

媚びるとかいうと、猫なで声でしなをつくって…みたいなのを想像したからどんなにクソ女なのかと思ってみたらそんなことは全然なくて。
ただの面食いな元オタクだ。
わかる。顔で惚れるの超わかるわ~。顔が良いっていいよね!

とにかく殺されないように…って媚び売って過ごそうとするけど、その度にヒーローの優しさに触れて。顔が好きだったのに、顔だけ好きだったはずなのに、いつの間にか彼の人となりを好ましく思い始めて静かに恋が始まっていくのいいね。客観的に主人公がそれを認めゆっくりと気持ちが育っていって、いつの間にか強火担になってるのには笑った。いや、笑うところじゃない。だってそれは彼女がいつも客観的に状況を観察して過ごしていることの証明でもあるわけだから。恋に浮かれても浮かれきらないところも、いい。主人公の行動が終始思い出づくりモードになっているのがいっそ悲しい。

 

人知れず浮かれ誰も居ないヒーローの衣装部屋で、彼の服を抱きしめて想うシーン、ご本人登場で慌てて照れるところもヒーローの振る舞いも全部ドキドキした!話せばわかってくれるヒーローの、何が逆鱗なのか。そのキーワードがずっと物語の鍵であり続けて、どんな言葉なのかをずっと考えてしまう。2巻読み終えて「ひょっとしたら…」という言葉は浮かんだけど、それで燃やされるかどうかは少々疑問が…。

 

主人公が何者かに見初められたっぽくて。彼の存在も謎すぎなんだよな。主人公人外にモテすぎ問題。彼女の何が人外を呼び寄せてしまうんだ。

 

 

 

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