ばにらんぶん

読んだまんがの感想を800字以内で書いています。

感想:「転生したら悪役令嬢だったので引きニートになります」 ※ネタバレ含

ちょっとこれwお話も絵も好きだわー!

 

作品情報


原作: 藤森フクロウ 
漫画: 炬とうや
出版: 一迅社
レーベル: ZERO-SUM コミックス

感想

悪役令嬢に転生してきた主人公。
公爵家令嬢なのはよくあるお話なわけですが。
この作品の令嬢は、王家主催のお茶会の最中に誘拐されて恐ろしい場所にとじこめられているところを父親に救助されています。

本物の幼女だったらそこで精神が壊れてるかもですが、いかんせん転生者が中に入ってるわけで。トラウマを抱くことにはなってしまったけれど、悲観することはせず前世の記憶を頼りに「引きニートが最善」として生活することを決意します。前向き。
ついでに言うと腐女子。もしかしたら義弟と従僕で薄い本を作るかもしれない危険人物だ。

 

お父様が本当に最高。「穏やかでうっとりしてしまいそうな美貌」「美貌の怪物」と娘世代のキャラから評されている通り、とんでもないイケメン。ありがとうございます。
事件以前から娘溺愛だったみたいだけど、事件以降は病み属性が付与されたみたいで。暴走度合が高級車からフォーミュラーマシンに進化した様子w(わかりにくい例えやめろw)

「国王が自分の小倅どもを欲しければやろうって言っているけど、欲しいかい?」

王子を?「小倅ども」って。「小倅ども」って!!他にも、娘のためにさまざまなもの(ヒトを含む)を用意したり根回ししたりして、世界は娘が中心に回ってるって感じ。ああん、そういうお父様が床ローリングレベルで面白い大好き。

 

意外だったのが、おともだち?として用意された??令嬢のジブリールちゃん(美少女)が、拳で語ることをもいとわない武闘派だということ。

 

ボディタッチで顔を赤らめさせるシーン…油断してた。キュンしたぞぅ。

主人公よ、攻略キャラ達を無意識に攻略しておるw

ラストではいよいよヒロイン登場。ああ、不穏。

 

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感想:「魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?」8巻 ※ネタバレ有

ビフロンスの夜会も終わって、コミュ障魔王の周りにはいつのまにかたくさんの人が。
1~6巻感想、7巻感想はそれぞれ下記からどうぞ。

vanilla-mocha.hateblo.jp

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作品情報


原作: 手島史詞
漫画: 板垣ハコ
出版: ホビージャパン
レーベル: HJコミックス


感想

なんかもう、ハートフルな大家族?ゆかいな仲間たちになってるww
キメリエスさん紳士。冒頭でノイズキャンセラとして来てくれただけじゃなく、その判断をしたウォルフォレちゃんを褒めてあげてるとことか、マジ紳士。

紳士と言えば数巻前に執事になったラーファエルさん。勘違いをさせるようなひどい言い回しについてる「訳」を見て、もう和みまくる。面倒見もいいし、仕事きっちりだし、いい人すぎる。

そしてこの8巻はなんといってもゴメリさん。

いいねゴメリ姉さん。孫にお菓子を作ってあげるおばあちゃんモードもいいけど、妖艶なお姉さんモードもあってこいつぁたまらん。セクシーなお姉さん大好きです。しかもね、ウォルフォレに乗せてもらう時に体重が軽いからという理由であえて老婆の姿になってるという気遣い。親切にもほどがあるだろ。涙出るわ。
その上ですよ?「愛で力」ときた。

「愛で力」ときた。

大事なことなので2回言ったけども。この作品のタイトル「どう愛でればいい」に繋がるかなり大事な要素でありキーワードだとそれがしには思えたのでござるよ。

シーンとしてはかなり茶化してるけど、そもそもゴメリさんの師匠(どんな人か知らんけど)が言うくらいだから、かなり深淵に迫ったような言葉なんじゃないのかな。

 

ポンコツが増えましたね。

ポンコツ(シャスティルちゃん)だけじゃなくて、ツンデレポンコツ(ネフテロスたん)爆誕しちゃったwどっちも可愛らしい。あ…これが愛で力?

 

 

 

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感想:「女王の化粧師」2~3巻 ※重大なネタバレあり

先日コミカライズ3巻が発売されました。
来月、原作4巻(電子書籍限定)が出るそうですね。(2巻以降の紙書籍も出しておくれよ…)

1巻の感想はこちら↓

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作品情報


原作: 千花鶏 
漫画: 綾峰けう
出版: スクウェア・エニックス
レーベル: ガンガンコミックスUP!



感想

新キャラ登場!魔術師のアルヴィナさん。なんで隠者みたいな生活してるかが謎。

空気を読む能力(「彼?」って引っかかってもあえてスルーしていく)や、相手の立場からものを見る能力にも長けてて(状況からして自分が怪しまれていると客観的な視点で判断できる)。おまけに、令嬢にはカウンセリングっぽいことをして彼女なりの回答を引き出して、魔術師としての素養だけじゃなくて人間関係としても上手くやっていく能力は十分あるように見えるのに。今後の物語にも関わってきたりするのかな。謎。

 

一方主人であるマリアージュ様。1巻末から引きこもることになったけど仕方ないね。いろんなことが短期間に一気に押し寄せて当人にとったら戸惑うことばっかだったはず。それでもできる限り折り合いを付けるようになって、でも土台のない心で気持ちは揺れたまま。2巻最後でようやく主人公に勢いで謝れて、多分それでも吹っ切れたんだと思う。

3巻の社交の現場では、屋敷では見られなかったマリアージュ様の外でのお姿を見ることに。待って、なんかカリスマ性ちょっと持ってないかい?思ってたよりもかっこよくこなしてて偉い!女王に一番近そうなアリシュエル様がマリアージュ様を慕ってるっぽいのは、そのカリスマを感知してるからだったりする?

 

3巻ラストではなんと!匂わせられていた主人公の正体がついに!!

 

 

 

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感想:「治癒魔法の間違った使い方~戦場を駆ける回復要員~」9~10巻 ※ネタバレ含

気付いたらもう10巻!9~10巻の感想を書きます。

1~8巻の感想はこちら↓

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作品情報

原作: くろかた
漫画: 久我山レキ
出版: KADOKAWA
レーベル: 角川コミックス・エース
 


感想

救命団入りすることになったナックくん(12)がリングル入りしてついに肉食獣wの元に。ていうかナックくんあんた12歳だったんや…。(てことはツインテールも12歳かぁ)

初対面でデコピンかました団長さんだけど、きちんとかがんでナックくんと目線を合わせてたとこでちょっとジーンときちゃった。「この子」個人を見て関わっていくつもりのある姿で。

 

9巻で主にローズさんの過去のきっつい過去が判明。

これはツラい。死亡した隊員の遺族が誰も責めない。国も責めない。自死も考えるけどそこを歯を食いしばって思いとどまって先を見ることができたのがローズさんの強さよね。
そのために作った組織は、人材に恵まれず。主人公の存在は、ローズさんの生きてる意味そのものも救ってくれてたんだなと。

 

10巻。

サマリアールに入国した主人公一行。
すぐに王と謁見するけど、ルーカス様一人称「僕」なんだ…しかも言葉づかいがフランクすぎる…外国からの使者の前なのに。それがし一人称「僕」を愛でる者なので不覚にもかわいいとか思ってしまった。おっさんに。ひげ面で娘までいるおっさんにorz

 

後半は…

なんだあのイノセントホワイトエクストリーム地雷娘。ヤバい。今思ったけど、この作品に出てくる女子はまともなのいないな!今回のはさらに手ごわそう。

っていうか主人公マジで人が好いね。いや、好い通り越して判断力が生物としておかしい。普通は逃げるよ。

ところがどうやら彼女には秘密があるみたいで…。

次巻明かされるかな。

 

 

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感想「やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中」3巻 ※ネタバレ注意

先日発売された「竜帝陛下」3巻。ネタバレをふんだんに交えつつの感想です。気を付けて。
1~2巻の感想はこちら↓

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作品情報

原作: 永瀬さらさ
漫画: 柚アンコ
出版: KADOKAWA
レーベル: 角川コミックス・エース


感想

第一部・完!(どうかしてるよそのネタバレ)
なぜ14歳未満にこだわったのか。ようやく明らかになりました。

いやー!

ジルさんはいろんな面で超越してるね。

そして今回は竜帝陛下がほぼ全編通してやきもち焼きでした。せっせ。(だめだ、おいしそうな焼き餅を調理して持ってくる映像すら浮かぶわw)

 

それにしても女神は拗らせてるね。とんだヤンデレだった~!ひぃい!
しつこい元カノはさらに嫌われるんだぞっ☆


ハディスさんが自分に課したものの重さ。
希望が全て反転されてささやかに願った幸せは絶望へと変わって突きつけられる。

コミカルパートの陛下とは違って、その絶対値の分だけ重くマイナス方向へと沈んで。

悲しい。

そう、めっちゃ悲しかった。

 

対してさすがオトコマエのジル!

少ない手がかりから状況を推察して真相を見抜き、もはや腹心といっていい人材に指示を出し、街への被害や黒幕確保へと導くカリスマ。

ああ~ん超かっこいい!

聖槍にまさかの一騎打ち?申し込むとはさすが軍神令嬢、って感じで表向き幼女なのにひたすらかっこよくて。「うるさい!黙ってろ!あとで殴る!」を受けて竜帝陛下ったらジルさまをまさかの名前呼び。

胸アツすぎでしょ。こっから伝説の戦いが始まるよっ!新たな物語の幕開けだよっ!


そんなかっこよすぎるジルちゃんだけど、恋愛初心者にもほどがあるところがギャップ萌えだね。跪くはずの夫に陥落しちゃってまぁ♡ちゅう一つで頭がいっぱいになるとこも可愛い。

これで第一部完。

4巻も出るみたいなので、次も楽しみです♪

 

 

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