1冊ごとに感想を改めて書くシリーズ。
今回は4巻。
前回の感想と、以前書いた1~6巻のまとめ感想はこちら。
作品情報
感想
ハメられて断罪される悪役令嬢ってあるじゃん?
かつてヒロ先輩が食らったのが、乙女ゲーヒロインが悪役令嬢の立場を悪くしていくっていう、ヒロイン悪役ものみたいな感じだった。むちゃ不遇じゃんヒロ先輩。
人間関係ぶっ壊そうと思った、と乱暴な口調で怒鳴り荷物をぶつけられたたけぞー先輩。普段温和な彼が怒るという珍しいシーンでハラハラしたんだけど、さすが冷静な部長。六段についてさとわちゃんがチカくんにしたアドバイスをこのケースに当てはめ、まずはヒロ先輩の話を聞いてみようと歩み寄ろうとするのがすごい。
ヒロ先輩はヒロ先輩で、ちゃんと自分がやらかした相手のことを覚えていて今どうしているのかも把握していて謝りに行けるという距離を保っていたか…と思うと、案外その後が気になっててずっと気に病んでいたのかもしれない。
111ページ。
吹き出しに入っていないヒロ先輩のセリフでたけぞー先輩に向かって「あんた意外とSでしょ」って。ヒロ先輩、鋭いなって思ったw
この先の展開をちょっと知ってるから、うわー…そうだ、たけぞー&ヒロ先輩は最初こうだったこうだった!!それが…みたいなとこでこう、いろいろね、たとえば2年後どうなってるかとか妄想が捗る。
チカくん自分がじいちゃんから教えてもらった曲を友人らに披露しながら「どんな気持ちで俺に教えたんだろうな」と想像することで、ずっと悩んでいた「曲と向き合う」と言うことに気付く…うぅおおお(号泣)。
さて、合同練習会。たけぞー先輩の心のモヤモヤは…。